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決算速報:日本郵船(株)(東証:9101)の決算発表とアナリストによる業績予想の修正について

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TSE:9101

日本郵船株式会社(東証:9101)の投資家にとって今週は良い週となった。 売上高はアナリスト予想とほぼ同じ2.6億円であったが、法定一株当たり利益(EPS)はアナリスト予想を2.2%上回る1,070円であった。 アナリストは通常、決算発表のたびに予想を更新しており、アナリストの会社に対する見方が変わったかどうか、あるいは新たに注意すべき点があるかどうかを予想から判断することができる。 これを念頭に、最新の法定予測を集め、アナリストの来年の見通しを確認した。

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東証:9101 2025年5月11日の業績と収益の伸び

今回の決算を受けて、アナリスト8名のコンセンサスでは、2026年の売上高は2.42億円、前年比6.6%の減収となる。 一株当たり法定利益は同期間に49%減の559円に急落すると予想されている。 しかし、アナリストは今回の決算の前に、2026年の売上高を2.45兆円、1株当たり利益(EPS)を560円と予想していた。 コンセンサス・アナリストの予想に大きな変更がないことから、今回の決算で事業に対する見方が変わるようなことはなかったようだ。

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アナリストは、目標株価5,140円を再確認している。 しかし、目標株価を考えるもう一つの方法は、アナリストが提示する目標株価の幅を見ることである。 最も強気なアナリストは6,300円、最も弱気なアナリストは3,200円である。 これはかなり幅の広い予想であり、アナリストが日本郵船の事業について幅広い可能性を予測していることを示唆している。

もちろん、これらの予測を業界そのものと照らし合わせるという見方もある。 これらの予測は、2026年末までに年率6.6%の減少が予測され、収益が鈍化することを意味している。これは、過去5年間の年間成長率10%から大幅に減少することを示している。 これを当社のデータと比較してみると、同業他社は全体として年率0.1%の増収が見込まれている。 つまり、日本郵船の収益は縮小すると予測されているが、この雲に明るい兆しはない。

結論

最も明白な結論は、アナリストの業績予想が前回予想と同水準で堅調に推移していることから、このところ事業の見通しに大きな変化は見られないということだ。 プラス面では、収益予想に大きな変更はなかった。 コンセンサス目標株価に実質的な変更はなく、このことは事業の本質的な価値が最新の予想で大きな変化がないことを示唆している。

この点を考慮すれば、日本郵船について早急に結論を出すことはないだろう。来年の利益よりも長期的な収益力の方がはるかに重要である。 日本郵船には2028年までの予想があり、当社のプラットフォームで無料で見ることができる。

しかし、日本郵船の2つの警告的な兆候(1つは私たちにはあまりしっくりこない!)を見つけた。