テルモ株式会社(東証:4543)の投資家は、半期決算発表後に株価が5.5%上昇し、終値が3,044円となり、今週は良い週だった。 決算は全体的にややマイナスだったようだ。売上高は5,090億円とアナリスト予想通りだったが、法定利益は予想を下回り、1株当たり19.75円と8.5%予想を下回った。 アナリストは通常、決算発表のたびに予想を更新しており、アナリストの会社に対する見方が変わったかどうか、あるいは新たに注意すべき点があるかどうかを予想から判断することができる。 この点を考慮し、アナリストが来期をどのように予想しているのか、最新の法定予想を集めてみた。
テルモの最新決算を考慮すると、15名のアナリストによるテルモの直近のコンセンサスは、2025年の売上高1.02億円である。このコンセンサスが達成された場合、過去12ヶ月間で3.3%の増収となる。 一株当たり利益は9.5%増の88.36円と予想されている。 しかし、今回の決算が発表される前は、アナリストは2025年の売上高を101億円、一株当たり利益(EPS)を87.72円と予想していた。 コンセンサス・アナリストの予想に大きな変更がないことから、今回の決算で事業に対する見方が変わるようなことはなかったようだ。
売上高、利益予想、目標株価3,278円にも変更はなく、同社は直近の決算で期待に応えたことを示唆している。 コンセンサス目標株価は各アナリストの目標株価の平均値であるため、基本的な予想の幅を見るには便利である。 最も楽観的なテルモのアナリストの目標株価は3,700円、最も悲観的なアナリストは2,500円である。 このように、アナリストは株価の先行きについて全員一致というわけではないが、それでも予想の幅はそれなりに狭い。
大局的に見れば、これらの予測を理解する方法のひとつは、過去の業績と業界の成長予測との対比を見ることである。 テルモの収益成長が大幅に鈍化することは明らかで、2025年末までの収益は年率換算で6.8%の成長が見込まれる。これは、過去5年間の過去の成長率11%と比較したものである。 アナリストがカバレッジしている同業他社40社の年間収益成長率が6.6%であることと比較してみよう。 つまり、テルモの収益成長は鈍化するものの、ほぼ業界並みの成長が見込まれることは明らかだ。
結論
最も重要なことは、アナリストはテルモの業績が前回の一株当たり利益予想に沿ったものであることを再確認しており、センチメントに大きな変化はないということである。 嬉しいことに、売上高予想にも実質的な変更はなく、業界全体と同程度の成長が見込まれている。 コンセンサス目標株価は3,278円で据え置かれた。
このことを念頭に置くと、投資家が考慮すべきは、事業の長期的な軌道の方がはるかに重要であると我々は考えている。 テルモの2027年までの予測は、当社のプラットフォームで無料でご覧いただけます。
また、テルモの取締役会、CEOの報酬、在任期間、インサイダーによる株式購入の有無についても、 こちらでご紹介しています。
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