株式分析

テルモ、EPSを12%上回る:アナリストが考える次の展開は?

TSE:4543
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1週間前、テルモ株式会社(東証:4543)は、株価の再評価につながる可能性のある好調な四半期決算を発表した。 売上高は予想を6.2%上回り、2,580億円となった。テルモは法定1株当たり利益(EPS)を22.82円と発表し、アナリスト予想を12%上回った。 この結果を受けて、アナリストは業績モデルを更新したが、同社の見通しに強い変化があったと考えているのか、それともいつも通りなのか、それを知ることは良いことだ。 この点を念頭に、アナリストが来期をどのように予想しているのか、最新の法定予想を集めてみた。

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東証:4543 2024年8月11日の業績と収益の伸び

テルモの14名のアナリストのコンセンサス予想では、2025年の売上高は1.00億円。これは過去12ヶ月と比較して3.8%の収益改善を反映している。 一株当たり利益は8.1%増の85.73円と予想されている。 今回の決算発表前、アナリストは2025年の売上高を1.00トン、1株当たり利益(EPS)を85.58円と予想していた。 つまり、アナリストの予想は更新されたものの、今回の決算を受けて事業への期待に大きな変化がないことは明らかだ。

アナリストは目標株価3,147円を再確認している。 しかし、このデータから得られる結論はそれだけではない。アナリストの目標株価を評価する際、予想値の開きを考慮したがる投資家もいるからだ。 現在、最も強気なアナリストはテルモを1株当たり3,600円と評価し、最も弱気なアナリストは2,500円と評価している。 確かに株価に対する見方は分かれるが、予想の幅は、予断を許さない状況を意味するほど広くはないと弊社は見ている。

これらの予測は興味深いものだが、テルモの過去の業績や同業他社との比較において、予測をより大まかに描くことは有益である。テルモの収益成長が大幅に鈍化することは明らかで、2025年末までの収益は年率換算で5.2%の成長が見込まれる。これは、過去5年間の成長率9.9%と比較したものである。 これを同業他社(アナリスト予測)と比較すると、同業他社は全体で年率6.6%の収益成長が見込まれている。 つまり、収益の伸びは鈍化すると予想されるものの、業界全体ではテルモよりも速い成長が見込まれていることは明らかだ。

結論

最も明白な結論は、このところテルモの業績見通しに大きな変化はなく、アナリストの業績予想も従来の予想通り安定しているということである。 プラス面では、収益予想に大きな変更はなかった。 コンセンサス目標株価に実質的な変更はなく、このことは事業の本質的な価値が最新の予想で大きな変化がないことを示唆している。

この点を考慮すれば、テルモに対する結論を急ぐ必要はないだろう。長期的な収益力は、来年の利益よりもはるかに重要である。 シンプリー・ウォールストリートでは、テルモの2027年までの全アナリストの予想を掲載しており、こちらのプラットフォームで無料でご覧いただけます。

また、テルモの取締役会、CEOの報酬、在任期間、インサイダーによる株式購入の有無についても、 こちらでご紹介しています。

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This article has been translated from its original English version, which you can find here.