株式分析

最大32%の利益成長が期待されるインサイダー保有日本成長株3銘柄

TSE:3612
Source: Shutterstock

日本の株式市場は、日経平均株価が0.5%上昇する一方、TOPIXは1.0%下落するなど、まちまちの動きとなっている。こうした中、日銀の追加利上げ観測や円高が市場動向に影響を与えている。 このような環境では、インサイダー保有率の高い成長企業は、事業に最も近い人々からの強い信頼を示すことが多く、特に魅力的である。ここでは、インサイダー保有率が高いだけでなく、最大32%の利益成長が見込まれる日本の成長株3銘柄を紹介する。

インサイダー保有率の高い日本の成長株トップ10

銘柄名インサイダー保有率収益成長率
日本マイクロニクス (TSE:6871)15.3%32.7%
ほっとリンク (東証:3680)27%61.5%
霞が関キャピタル (東証:3498)34.7%43.5%
メドレー (東証:4480)34%30.4%
カナミックネットワークLTD (東証:3939)25%28.3%
エクサウィザーズ (東証:4259)14.7%75.2%
マネーフォワード (東証:3994)21.4%68.1%
ロードスターキャピタル株式会社 (東証:3482)33.8%24.3%
エアロエッジ (TSE:7409)10.7%25.3%
ソラコム (東証:147A)16.5%54.1%

インサイダー保有率の高い急成長中の日本企業101銘柄のリストを見るにはここをクリック。

それでは、スクリーナーの中から選りすぐりの銘柄を紹介しよう。

クオールホールディングス (TSE:3034)

シンプリー・ウォール・ストリート・グロース・レーティング★★★★☆☆

概要クオールホールディングスは時価総額520億6000万円で、調剤薬局事業と業務請負事業を日本で展開している。

事業内容売上高:調剤薬局事業1,667億3,000万円、セグメント調整額309億5,000万円。

インサイダー保有率11.5%

利益成長率予想年率32

日本でのインサイダー保有率が高い成長企業であるクオールホールディングスは、市場の8.7%を大きく上回る年率32%の利益成長が見込まれる。売上高成長率は11.9%と、トップクラスの成長企業よりは低いが、それでもJP市場平均の4.3%を上回ると予想される。予想ROEは18.4%と低いが、配当利回りは2.44%と信頼できる。

TSE:3034 Earnings and Revenue Growth as at Sep 2024
東証:3034 2024年9月時点の収益成長率

ワールド (東証:3612)

シンプリー・ウォール・ストリート・グロース・レーティング★★★★☆☆

概要株式会社ワールド (東証:3612)(株式会社ワールド(東証:3612)は、子会社を通じて国内外におけるアパレル・ファッション製品の企画、製造、小売、販売、輸出入を行う企業で、時価総額は640億5000万円。

事業内容株式会社ワールドの収益セグメントは、国内外におけるアパレル・ファッション製品の企画、製造、小売、販売、輸出入。

インサイダー保有率14.7%

利益成長率予想年率23.6

ワールドの収益は、今後3年間で年率23.6%と、日本市場の8.7%を上回る大幅な成長が予想されている。収益成長率は5.4%と控えめな予想だが、市場平均の4.3%を上回っている。高水準の負債と不安定な配当実績があるにもかかわらず、株価は推定公正価値より81.5%も低く評価され、大幅なディスカウントで取引されている。

TSE:3612 Ownership Breakdown as at Sep 2024
東証:3612 2024年9月現在の所有者内訳

プラスアルファ・コンサルティング (TSE:4071)

シンプリー・ウォール・ストリート・グロース・レーティング★★★★★☆

概要株式会社プラスアルファ・コンサルティングはマーケティングソリューションを提供し、時価総額は883.1億円。

オペレーション:HRソリューションの売上高は92.7億円。

インサイダー保有率39.5%

収益成長率予想:年率21.3

プラスアルファ・コンサルティングは、日本市場の8.7% を上回る年率21.3% の大幅増益が見込まれる。最近の株主希薄化や過去3ヶ月の株価の乱高下にもかかわらず、フェアバリューの半分近い水準で取引されている。収益成長率は年率16.1%と市場平均の4.3%を上回り、アナリストは株価上昇率を53.3%と予測している。

TSE:4071 Ownership Breakdown as at Sep 2024
東証:4071 2024年9月現在の所有者内訳

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This article has been translated from its original English version, which you can find here.