Stock Analysis

株式会社ラストワンマイル(東証:9252)の株価が30%上昇、しかしまだ全容を語っていない

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TSE:9252

株式会社ラストワンマイル(東証:9252)の株主は、株価が先月30%も上昇したことを喜んでいるに違いない。 残念なことに、先月の上昇で昨年1年間の損失はほとんど取り戻せず、株価はまだ25%下落している。

これだけ株価が急騰しても、日本の企業の約半数が株価収益率(PER)14倍以上であることを考えると、PER9.9倍のラストワンマイルはまだ魅力的な投資先と言えるかもしれない。 ただし、PERが低いのには理由があるかもしれず、それが妥当かどうかを判断するにはさらなる調査が必要である。

最近のラストワンマイルは収益が急上昇しており、かなり有利である。 PERが低いのは、投資家が、この力強い収益成長が近い将来、より広い市場をアンダーパフォームするかもしれないと考えているため、という可能性もある。 もしそうならなければ、既存株主は今後の株価の方向性についてかなり楽観的になる理由がある。

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東証:9252 株価収益率 vs 業界 2025年1月17日
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Last One MileLtdに成長はあるか?

そのPERを正当化するためには、Last One MileLtdは市場を引き離すような伸び悩みの成長を遂げる必要がある。

まず振り返ってみると、同社は昨年、一株当たり利益を165%という目覚ましい成長を遂げた。 喜ばしいことに、EPSも過去12ヶ月間の成長のおかげで、3年前と比較して合計で348%増加している。 従って、株主はこうした中期的な利益成長率を歓迎したことだろう。

今後12カ月の成長率が13%と予測される市場と比較すると、最近の中期的な年率換算の業績から、同社の勢いはより強い。

この情報により、Last One MileLtdが市場より低いPERで取引されているのは奇妙だと感じる。 投資家の多くは、同社が最近の成長率を維持できると確信していないようだ。

最終見解

直近の株価急騰は、Last One MileLtdのPERを市場中央値に近づけるには十分ではなかった。 株価収益率だけで株を売却すべきかどうかを判断するのは賢明ではないが、会社の将来性を判断する実用的な指針にはなり得る。

Last One MileLtdを調査したところ、3年間の収益トレンドは、現在の市場予想よりも良く見えることから、我々が予想したほどPERに寄与していないことが分かった。 この好業績に見合うPERを妨げているのは、業績に対する未観測の大きな脅威かもしれない。 最近の中期的な状況が続けば、通常なら株価は上昇するはずだからだ。

例えば、 Last One MileLtdには3つの警告サイン (と 少し気になる1つ)がある。

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