フレイザーズ・ロジスティクス&コマーシャル・トラスト(「FLCT」)はシンガポール上場の不動産投資信託で、オーストラリア、ドイツ、シンガポール、英国、オランダの5つの主要先進国市場に分散し、約64億シンガポールドル相当の107棟の産業用・商業用不動産から成るポートフォリオを有する。FLCTは2016年6月20日にフレイザーズ・ロジスティクス&インダストリアル・トラストとしてシンガポール証券取引所(SGX-ST)のメインボードに上場し、その後フレイザーズ・コマーシャル・トラストとの合併完了に伴い2020年4月29日にフレイザーズ・ロジスティクス&コマーシャル・トラストに改称された。FLCTの投資戦略は、アジア太平洋地域または欧州(英国を含む)に所在する、主に世界各地の物流または工業用、商業用(主にCBDオフィススペースで構成)またはビジネスパーク用(主に非CBDオフィススペースおよび/または研究開発スペースで構成)の収益不動産に分散投資することである。FLCTのスポンサーはフレイザーズ・プロパティ・リミテッド。FLCTはFTSE EPRA Nareit Global Real Estate Index Series (Global Developed Index)、Straits Times Index、Global Property Research (GPR) 250の構成銘柄である。