米国の企業の半数近くが株価収益率(PER)16倍を下回っているとき、センターポイント・エナジー社 (NYSE:CNP)はPER20.5倍で、潜在的に避けるべき銘柄と考えるかもしれない。 とはいえ、高いPERに合理的な根拠があるかどうかを判断するには、もう少し掘り下げる必要があるだろう。
センターポイント・エナジーは最近、収益が他社よりも早く減少し、苦戦している。 PERが高いのは、投資家が同社が完全に状況を好転させ、市場の他社を追い越して加速すると考えているため、という可能性もある。 そうでなければ、特別な理由もなく高い株価を支払っていることになる。
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センターポイント・エナジーのような高いPERを本当に安心して見られるのは、同社の成長が市場を凌駕する軌道にある時だけだろう。
昨年度の業績を振り返ってみると、同社の利益は14%も減少している。 それでも、直近3年間のEPSは、短期的には不満足な業績にもかかわらず、全体で137%という素晴らしい伸びを示している。 つまり、この3年間、多少の不調はあったにせよ、同社は総じて非常に良い業績を上げてきたということが確認できる。
将来に目を移すと、同社を担当する12人のアナリストの予想では、今後3年間は年率11%の増益が見込まれている。 一方、他の市場は毎年10%ずつ拡大すると予測しており、大きな違いはない。
これを考えると、センターポイント・エナジーのPERが他社を上回っているのは不思議だ。 ほとんどの投資家は、かなり平均的な成長予想を無視し、この銘柄へのエクスポージャーを得るために高い金額を支払っても構わないと思っているようだ。 しかし、このレベルの利益成長はいずれ株価を押し下げる可能性が高いため、さらなる利益を得るのは難しいだろう。
最終結論
株価収益率は、特定の業界では価値を測る指標としては劣るという議論もあるが、強力な景況感指標にはなり得る。
センターポイント・エナジーは現在、予想成長率が市場予想並みであるため、予想より高いPERで取引されている。 市場並みの成長を伴う平均的な業績見通しが示された場合、株価は下落し、高いPERを押し下げるリスクがあると考えられる。 これは株主の投資をリスクにさらし、潜在的な投資家は不必要なプレミアムを支払う危険性がある。
例えば、 センターポイント・エナジー社には2つの警告サイン (そして 無視できない1つ)がある。
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