AI関連株で探す 継続収益が強いソフトウエア銘柄3選
エネルギー価格の不安定さや各国中銀の金利政策が読みにくいなかで、市場全体の方向感を当てるよりも、構造的な成長テーマに沿った企業に注目したい投資家は多いはずです。ChatGPTをはじめとする生成AIの普及により、半導体、クラウド、ソフトウエア、LLMなど、AI関連の需要に直接関わる企業は、世界的なIT投資や業務効率化の動きと結びつきやすいテーマとなっています。本記事では、このAI関連株スクリーナーから3銘柄を取り上げ、それぞれの特徴と投資時にチェックしたいポイントを紹介します。
ローパー・テクノロジーズ(ROP)
概要: Roper Technologies(ROP)は、医療や保険、教育、信仰団体、製造業など特定業界向けに、AI対応のクラウド型ソフトウエアやテクノロジー機器を提供し、顧客の業務プロセスや決済、データ分析を一体的に支える企業です。
時価総額: 約351億2,000万米ドル
Roper Technologiesに関心を持つ投資家が注目したいのは、AIを組み込んだ業界特化型SaaSの比率が高まり、アプリケーションソフトやネットワークソフトを中心に、サブスクリプション収入と高い利益率を軸にしたビジネスモデルが強まっている点です。一方で、成長ドライバーとしてM&Aに依存する側面があり、統合作業の難しさやニッチ市場の成長鈍化、規制強化が今後の収益に響くリスクもあります。また、直近決算での9%の売上成長とEPSガイダンス引き上げ、株主還元を意識した自社株買い、AI機能を前面に出した新製品投入が組み合わさることで、同社の評価の余地をどう見るかは投資家にとって考える価値のあるテーマと言えるでしょう。
業界特化型SaaSとM&Aで成長ストーリーが加速しつつあるRoper Technologiesが、本当に今の評価に見合っているのかを整理したいなら、まずはRoper Technologies の分析レポートで収益構造と潜在リスクの「意外な一面」に触れておきたいところです。
インテル(INTC)
概要: インテル(Intel)は、パソコンやサーバー向けCPU、GPUなどの半導体を自社で設計・製造しつつ、AIデータセンター向けチップや受託生産(ファウンドリ)サービスも手掛ける、世界的なコンピューティング企業です。米国サンタクララに本社を構え、クラウド事業者やPCメーカー、自動車関連企業など幅広い顧客に製品とサービスを提供しています。
時価総額: 約5,037億6,000万米ドル
インテルに関心を持つ投資家にとってポイントになるのは、AIデータセンター需要と自社ファウンドリ事業への期待が高まる一方で、足元では赤字やマイナスROE、過去数年の損失拡大といった収益面の課題が依然として重くのしかかっていることです。Q2は約161億3,000万米ドルの売上とデータセンター・AI部門の強い伸びが伝えられています。また、米政府による89億米ドル規模の出資や欧州、アジアでの工場投資も進んでいます。しかし、高いP/S水準や大きな設備投資、株価ボラティリティ、インサイダーの売却など、期待先行の側面も無視できません。この両面をどう整理するかが、AI関連株としてインテルを見るうえでの核心と言えるでしょう。
AIデータセンター期待と大型投資がせめぎ合うインテルのストーリーを整理するなら、まずはインテルに関するアナリスト予測で成長シナリオと現在の収益プレッシャーのギャップが何を意味するのか、核心だけ押さえておきたいところです。
ペガシステムズ(PEGA)
概要: Pegasystems(PEGA)は、金融やヘルスケアなど大企業向けに、リアルタイムAIによる顧客対応エンジンやコールセンター支援、業務フロー自動化を行う「Pega Infinity」を中心としたエンタープライズソフトウエアとクラウドサービスを提供し、複雑な業務プロセスの効率化と顧客体験の高度化を支える企業です。
事業: Pegasystemsの売上は約17億4,000万米ドルの「ソフトウエア&プログラミング」事業から構成されており、企業向けソフトウエアと関連サービスが収益の中心です。
規模: 約42億8,000万米ドル。
Pegasystemsに関心を持つ投資家が注目したいのは、Pega CloudやPega GenAI Blueprint、Infinity 26などAI機能を前面に出したクラウド&ワークフロー基盤がACVや高いリテンションを通じて安定的なサブスクリプション収入につながっている一方で、AI投資判断の遅れや販売執行の弱さから2026年は更新のタイミングが後ろ倒しとなり、成長ペースに不透明感が出ている点です。47.2%のEPS成長と18.7%の利益率、57.8%のROEといった収益性指標に対しP/Eはソフトウエア業界平均より低く評価されており、株主還元や無借金経営も手掛かりになりますが、成長鈍化リスクや通貨要因、AI競合との「差別化の証明」が問われる局面と言えるでしょう。
Pegasystemsの高い利益率とROEに対しP/Eが業界平均より低い評価にとどまっているなら、そのズレが何を意味するのかをPegasystems に対するアナリスト予想で確認し、成長鈍化懸念の裏に潜むもう一つのシナリオを押さえておきたいところです。
本記事で紹介した3銘柄は、AI時代のごく一部の事例にすぎず、実際にはChatGPTや生成AIの本格活用で存在感を示している企業が、同じスクリーナーの中にあと202社存在します。この中から、自分が重視する半導体やクラウド、ソフトウエア、LLMといったテーマ別に、成長ドライバーやリスク要因といった「物語」を軸に銘柄を絞り込みたいなら、Simply Wall Stの人工知能(AI)関連銘柄スクリーナーを使ってAI関連株の中から本当に自信を持てる候補を見極めていきましょう。
投資の歩みを自分の手で切り開こう
インテルやこれらの企業に少しでも関心をお持ちでしたら、Simply Wall St に無料登録して、銘柄をウォッチリストに追加し、公正価値と株価を比較しながら、起きている新たな動きをリアルタイムで追跡しましょう。 一歩踏み出した後は、ノイズを取り除き、本当に重要で行動につながる情報だけをお届けするポートフォリオ・コマンドセンターで保有銘柄を管理しましょう。 その過程で、当社のコミュニティを活用すれば、数多くの投資家の視点から、優れたアイデアだけを絞り込むことができます。 まだ顕在化していない材料やリスクを早い段階で見つけることで、意思決定のスピードを高め、市場より一歩先を行くことができるでしょう。
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今動いているテーマ株は、いずれ「当たり前」になった頃には妙味が薄れていることが多いです。勢いが鮮明なうちに、レーダーに乗る前の候補を広くチェックし、情報が鮮度を保っているうちに次の一手を固めてください。今のうちに動き出しましょう。
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- 次の成長トレンドをリードする企業に早く触れたい場合は、厳選された高品質な未発掘銘柄20選から、まだ大きく取り上げられていない「穴場候補」を把握し、出遅れを避ける準備をしておきましょう。
- ボラティリティに振り回されたくない場合は、厳しい基準でふるいにかけた低リスクスコアの81銘柄の堅実株をチェックし、守りを意識しながら攻めも検討できる候補群を今のうちに把握しておきましょう。
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