臨床段階のバイオ医薬品会社であるゼオサイエンティフィクス社は、変性疾患の治療と再生医療のための生物学的治療薬の開発に注力している。同社の主要製品候補は、周産期由来の細胞生物学的治療薬であるゾフィンで、COVID-19、慢性閉塞性肺疾患、変形性膝関節症の治療薬として第I/II相臨床試験中である。また、自己血液由来の生物学的製剤技術であるペイシェント・ピュアXを提供し、エクソソームを体内に入れることで細胞の再プログラミングと組織修復のカスケードを実現している。また、米国疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention)とは、インフルエンザ感染実験モデルにおけるゾフィンの抗炎症・抗感染効果を調べる研究開発契約を結んでおり、オクラホマ州立大学とは、パンデミックの可能性があるウイルス感染による呼吸器疾患の治療薬としてゾフィンを評価する契約を結んでいる。同社は以前、Organicell Regenerative Medicine, Inc.として知られていたが、2018年6月にZeo ScientifiX, Inc.に社名を変更した。Zeo ScientifiX, Inc.は2011年に法人化され、フロリダ州フォートローダーデールに本社を置いている。