臨床段階の製薬会社であるサイスパーク社は、カンナビノイド療法に基づく医薬品を開発している。同社の医薬品開発プログラムには、トゥレット症候群とアルツハイマー病および興奮の治療薬SCI-110、疼痛の治療薬SCI-160、自閉症スペクトラム障害およびてんかん重積状態の治療薬SCI-210、抗炎症薬および慢性疼痛治療薬CannAmideがある。同社は、SCI-110とCannAmide(パルミトイルエタノールアミド経口錠、ソフトジェルカプセル)の開発・商業製造に関してProcaps社と合意している。また、The Israeli Medical Center for Alzheimer's と、アルツハイマー病と焦燥感を有する患者を対象にSCI-110の安全性、忍容性、有効性を評価する第IIa相臨床試験を実施する契約を締結している。同社は以前はセラピックス・バイオサイエンシズ社として知られていたが、2021年1月に社名をサイスパーク社に変更した。SciSparc Ltd.は2004年に法人化され、イスラエルのテルアビブ・ヤフォに本社を置いている。