Stock Analysis

ほとんどの株主は、プルデンシャル・ファイナンシャル・インク(NYSE:PRU)のCEO報酬は妥当であると考えるだろう。

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NYSE:PRU

主要インサイト

プルデンシャル・ファイナンシャル(NYSE:PRU)の株価は過去数年間で28%上昇したにもかかわらず、利益の伸びは期待外れであり、何かが間違っていることを示唆している。 来る5月14日の年次株主総会は、株主が取締役会の注意を喚起する機会である。 株主は、最高経営責任者(CEO)の報酬やその他の事項など、会社の将来性に影響を与えかねない決議事項について議決権を行使することで、経営陣の意思決定に影響を与えることができる。 今回の調査から、株主は、会社が何らかの顕著な改善を示すまで、CEO報酬の引き上げに慎重であるべきだと考える。

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チャーリー・ローリーの報酬総額は同業他社と比較してどうか?

当社のデータによると、プルデンシャル・ファイナンシャルの時価総額は4,200億米ドルで、2023年12月までの1年間にCEOに支払われた年間報酬総額は1,900万米ドルでした。 これは前年比4.4%の微減である。 我々は報酬総額の方が重要だと考えるが、我々のデータではCEOの給与は130万米ドルで低い。

時価総額80億米ドル以上の米国保険業界の他社と比較すると、報告されたCEO報酬総額の中央値は1,500万米ドルであった。 従って、プルデンシャル・ファイナンシャルのチャーリー・ローリーに対する報酬は業界の中央値とほぼ同じである。 さらに、チャーリー・ローリーは2,100万米ドル相当のプルデンシャル・ファイナンシャル株を個人名義で直接保有している。

コンポーネント20232022比率(2023年)
給与 130万米ドル 130万米ドル 7%
その他 1,800万米ドル 1,900万米ドル 93%
報酬総額1900万米ドル 2,000万米ドル100%

業界レベルでは、報酬総額の約 14%が給与で、86%がその他の報酬である。 プルデンシャル・ファイナンシャルの場合、給与以外の報酬が総報酬に占める割合が業界全体と比べて大きい。 報酬総額が給与以外の利益に傾斜している場合、CEOの報酬が会社の業績に連動していることを示している。

NYSE:PRU CEO報酬 2024年5月8日

プルデンシャル・ファイナンシャルの成長

過去3年間、プルデンシャル・ファイナンシャル・インクは1株当たり利益を年4.0%縮小している。 直近1年間では、収益は1.1%増加している。

EPSの減少を読んで喜ぶ株主は少ないだろう。 EPSが減少していることを考えると、かなり低い収益の伸びは印象に残らない。 これらのことから、業績がCEOの高額報酬を正当化するものではないことがわかる。 今後については、同社の将来の業績に関するアナリスト予測に関する無料のビジュアルレポートをチェックするとよいでしょう。

プルデンシャル・ファイナンシャルInc.は良い投資だったか?

プルデンシャル・ファイナンシャル・インクは、3年間で28%のトータル・リターンを上げ、株主にそれなりに貢献してきた。 しかし、CEOの報酬が中央値をはるかに超えていることは、株主にとって好ましいことではないだろう。

まとめ

株主還元は、プラスではあるが、最近全く伸びていない利益とともに見るべきである。このため、株価のモメンタムは今後鈍化する可能性がある。 株主は、今後開催される機会を最大限に活用し、取締役会に主要な懸念事項を質問し、同社に関する投資テーゼを再検討すべきである。

CEOの給与は注意すべき重要な要素だが、投資家が注意すべき点は他にもある。 プルデンシャル・ファイナンシャルについて、ダイナミックな事業環境の中で投資家が注意すべき1つの警告サインを確認した。

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