Stock Analysis

シェブロン・コーポレーション(NYSE:CVX)のCEOが今年大幅昇給する可能性は低い

NYSE:CVX
Source: Shutterstock

キーインサイト

  • シェブロン、年次株主総会を5月29日に開催
  • マイク・ワースCEOの報酬総額には182万米ドルが含まれる
  • 報酬総額は業界平均より82%高い。
  • シェブロンの過去3年間の総株主利益率は71%、 EPSは過去3年間で40%成長

シェブロン・コーポレーション(NYSE:CVX)の業績はそれなりに良く、マイク・ワース最高経営責任者(CEO)は、会社を正しい方向に導くために適切な仕事をしてきた。 このことは、来る5月29日に開催される年次株主総会で役員報酬などの会社決議案を投じる際に、株主が心に留めておくことだろう。 しかし、一部の株主はCEOへの過度な報酬支払いに慎重な姿勢を崩していない。

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シェブロンコーポレーションのCEO報酬と業界との比較

当社のデータによると、シェブロン・コーポレーションの時価総額は2億9,500万米ドルで、2023年12月までの1年間にCEOに支払われた年間報酬総額は2,600万米ドル相当である。 特筆すべきは、前年比12%の増加である。 この分析は総報酬に焦点を当てているが、給与部分が180万米ドルでより低いことを認める価値がある。

時価総額80億米ドル以上のアメリカの石油・ガス業界の他社と比較すると、報告されたCEO報酬総額の中央値は1500万米ドルであった。 従って、マイク・ワースの報酬は業界の中央値より高いと結論づけられる。 さらに、マイク・ワースは5,100万米ドル相当のシェブロン株を個人名義で直接保有しており、同社にかなりの個人的利害関係があることがわかる。

コンポーネント20232022比率(2023年)
給与 180万米ドル 170万米ドル 7%
その他 2,500万米ドル 2,200万米ドル 93%
報酬総額2,600万米ドル 2,400万米ドル100%

業界レベルで言えば、報酬総額の14%近くが給与であり、残りの86%はその他の報酬である。 シェブロンは業界全体と比較して、給与による報酬の支払いは控えめである。 報酬総額が給与以外の利益に傾斜しているとすれば、CEOの報酬が会社の業績に連動していることを示している。

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NYSE:CVX CEO報酬 2024年5月23日

シェブロンコーポレーションの成長数値の見方

シェブロン・コーポレーションは過去3年間、一株当たり利益(EPS)が年間40%増加している。 過去1年間の収益は17%減少している。

全体として、これは株主にとってプラスであり、同社が近年改善していることを示している。 収益が伸びないのは理想的ではないが、ビジネスで最も重要なのはボトムラインだ。 現在の形から少し離れて、 アナリストが将来に期待することをこの無料の視覚的描写で確認することが重要かもしれない。

シェブロン・コーポレーションは良い投資だったか?

3年間の総株主利益率71%は、シェブロン・コーポレーションの株主のほとんどを笑顔にしてくれるだろう。 そのため、CEOの給与が同規模の企業の通常よりも高くても、全く気にならないかもしれない。

結論として

シェブロンコーポレーションの業績が好調であったため、ほとんどの株主は満足しており、CEOの報酬は次回の年次株主総会で議論される懸念事項の中でも最も低いものになったかもしれない。 しかし、CEOの給与がすでに業界平均より高いことを考えると、CEOの給与を引き上げる決定には株主から異論が出るかもしれない。

CEOの給与は注意すべき重要な要素だが、投資家が注意すべき点は他にもある。 ダイナミックな事業環境の中で投資家が注意すべきシェブロンの警告サインを2つ挙げてみた。

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This article has been translated from its original English version, which you can find here.