京急(東証:9006)は好調な利益を発表したが、株価は低迷している。 調べてみると、細部に気になる要素が見つかった。
異常項目が利益に与える影響
重要なのは、京急の利益が昨年1年間で920億円の特殊要因によって押し上げられたというデータである。 一般的に利益が上がると楽観的になるのは否定できないが、持続可能な利益であればそれに越したことはない。 世界の上場企業の大半を分析したところ、重要な特別項目は繰り返されないことが多い。 そしてそれは、これらの増益が「異常」と表現されていることから予想される通りである。 京急の2024年9月期の利益に対して、プラスの特別項目がかなり大きいことがわかる。 その結果、特別損益が法定利益を大幅に押し上げていると推測できる。
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京急の収益性についての見解
上述したように、京急の業績は、重要な特別損益があるため、根本的な収益性を示すには不十分であると考える。 その結果、京急の基礎収益力は法定利益を下回る可能性が高いと考える。 しかし、嬉しいニュースとしては、法定利益以外の数字も見なければならないことは認めつつも、その数字がまだ改善しており、EPSは昨年から非常に高い成長率で伸びていることである。 結局のところ、会社を正しく理解したいのであれば、上記の要素以外も考慮することが不可欠だ。 ビジネスとしての京急をもっと知りたいのであれば、京急が直面しているリスクを認識しておくことが重要だ。 例えば、京急には知っておくべきと思われる3つの警告サイン (と少し気になる2つ)がある。
今日は、京急の利益の本質をよりよく理解するために、一つのデータポイントにズームインした。 しかし、些細なことに意識を集中させることができれば、発見できることは常にある。 例えば、自己資本利益率が高いことを好景気の表れと考える人は多いし、インサイダーが買っている銘柄を探す「フォロー・ザ・マネー」が好きな人もいる。 少し調べる手間がかかるかもしれないが、 自己資本利益率が高い企業の 無料 コレクションや、 インサイダーの保有が多い銘柄のリストが役に立つかもしれない。
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