Stock Analysis
日本の企業の半数近くが株価収益率(PER)14倍を超える中、PER7.7倍の新日本製鐵(東証:5401)は魅力的な投資先と言えるかもしれない。 ただし、PERが限定的である理由があるかもしれないので、額面通り受け取るのは賢明ではない。
新日鉄は最近、業績が悪化しており、平均してある程度成長している他社と比べても見劣りする。 業績不振が続くと予想する向きが多く、PERを押し下げているようだ。 もしまだ同社が好きなら、そうでないことを願い、人気がないうちに株を拾っておきたいところだ。
新日鉄に成長はあるのか?
新日鉄のようなPERが合理的と見なされるためには、企業が市場をアンダーパフォームする必要があるという前提がある。
まず振り返ってみると、新日鉄の昨年の一株当たり利益の伸びは、28%減という期待はずれのものだった。 つまり、過去3年間のEPSは合計で31%減少しており、長期的にも収益が悪化している。 従って、株主は中期的な利益成長率に不安を感じたことだろう。
展望に目を向けると、同社に注目している10人のアナリストが試算した今後3年間の成長率は年率3.3%である。 市場は毎年9.4%の成長を予測しているため、同社は業績が弱含みとなる。
この情報を見れば、新日鉄が市場より低いPERで取引されている理由がわかる。 どうやら多くの株主は、新日鉄の将来があまり豊かでないことを見据えている間は、持ち続けることに抵抗があるようだ。
新日鉄のPERの結論
新日鉄のPERは、バリュエーションとしてではなく、現在の投資家心理や将来への期待を測るためのものである。
新日鉄のアナリスト予想を調べたところ、やはり業績見通しの甘さがPERの低さにつながっていることが分かった。 今のところ、株主は将来の業績がうれしいサプライズをもたらさないであろうことを認め、低PERを受け入れている。 このような状況では、近い将来株価が大きく上昇するとは考えにくい。
投資前に考慮すべき重要なリスク要因は他にもあり、我々は新日鉄が注意すべき1つの警告サインを発見した。
新日鉄の事業の強さについて確信が持てない場合は、当社のファンダメンタルズがしっかりしている対話型の銘柄リストで、あなたが見逃しているかもしれない他の企業を探してみてはいかがだろうか。
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