テルモ株式会社 (TSE:4543) が中間決算を発表:アナリストは株価の見方を変えたか?

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先週、テルモ株式会社(東証:4543)の半期決算が発表されたのをご存じだろうか。初期の反応は芳しくなく、株価は先週4.9%安の2,374円となった。 テルモの売上高は予想を3.4%上回る5,350億円。法定1株当たり利益(EPS)は23.76円で、アナリスト予想を2.1%下回った。 決算は投資家にとって重要な時期である。企業の業績を把握し、アナリストの来期予想を調べ、企業に対するセンチメントに変化があるかどうかを確認できるからだ。 読者の皆様は、テルモに対するアナリストの見方が今回の決算後に変わったかどうかを確認するため、最新の法定予想を集計したことをご存知だろう。

東証:4543 2025年11月14日の業績と収益の伸び

テルモのアナリスト13名は、今回の決算を考慮し、2026年の売上高を過去12ヶ月とほぼ同水準の1.08億円と予想している。 一株当たり利益は12%増の99.42円。 しかし、今回の決算が発表される前は、アナリストは2026年の売上高を1.07t円、1株当たり利益(EPS)を102円と予想していた。 アナリストは今回の決算後、来期の1株当たり利益の数字が少し落ち込んだことから、事業に対して少し否定的になったようだ。

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コンセンサス目標株価が3,283円でほぼ据え置かれたことは驚きかもしれない。 また、アナリストの予想レンジを見ることで、外れ値の意見が平均値とどの程度異なるかを評価することも有益であろう。 最も楽観的なテルモのアナリストは目標株価を3,900円としているが、最も悲観的なアナリストは2,850円としている。 テルモの株価に対する見方はまちまちだが、その幅は予測不可能というほど広くはない。

これらの業績予想についてより詳しく知るには、過去の業績や同業他社の業績と比較することである。 2026年末までの年率3.1%の成長率予想は、過去5年間の年率12%の成長率を大きく下回る。 これを同業他社(アナリスト予想)と比較すると、同業他社は全体として年率5.8%の収益成長が見込まれている。 つまり、収益の伸びは鈍化すると予想されるものの、業界全体ではテルモよりも速い成長が見込まれていることは明らかだ。

ボトムライン

最大の懸念は、アナリストが一株当たり利益予想を引き下げたことで、テルモに逆風が吹く可能性を示唆している。 プラス面としては、売上高予想に大きな変更はなかった。 コンセンサス目標株価に実質的な変更はなく、テルモの本源的価値が最新の予想によって大きく変化していないことを示唆している。

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