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象印マホービン(東証:7965)の収益に潜在的な問題がある可能性

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TSE:7965

象印マホービン東証:7965)の堅調な決算報告は、同社の株価を動かすには至らなかった。 当社の分析によると、株主は数字の中に気になる点があることに気づいたようだ。

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東証:7965 2024年7月12日の業績と収益の歴史

異常な項目は利益にどのように影響するか?

重要なのは、象印の利益が昨年1年間で19億円の特別項目によって押し上げられたというデータである。 増益になるのは喜ばしいことだが、異常項目が大きく寄与すると、時として熱意が冷めることがある。 世界の上場企業の大半を分析したところ、重要な特別項目は繰り返されないことが多い。 名前からして驚くにはあたらない。 象印は、2024年5月までの利益に対して、かなり大きな異常項目の寄与があった。 他のすべての条件が同じであれば、これは法定利益を基礎的収益力のガイドとしては不十分なものにする効果があると思われる。

アナリストが将来の収益性をどう予測しているのか、気になるところだろう。 幸いなことに、ここをクリックすると、アナリストの予測に基づく将来の収益性を描いたインタラクティブなグラフを見ることができる。

象印の収益性についての見解

前述の通り、象印の特殊要因による大幅な増益はいつまでも続くわけではない。 そのため、象印の法定利益は、同社の根本的な収益力を示す悪いガイドであり、投資家に同社に対する過剰なポジティブな印象を与える可能性があると考える。 しかし、少なくとも過去3年間のEPSが年率11%の成長であったことから、株主はいくらかの慰めを得ることができるだろう。 もちろん、同社の収益を分析することに関しては、まだ表面を掻いたに過ぎない。マージン、予想成長率、投資利益率なども考慮することができる。 銘柄を分析する際には、リスクを考慮する必要がある。 投資リスクの観点から、象印には2つの警告サインが ある。

このノートでは、象印の利益の本質を明らかにする一つの要因に注目したに過ぎない。 しかし、企業に対する意見を伝える方法は他にもたくさんある。 例えば、自己資本利益率が高いことを好景気の表れと考える人も多いし、インサイダーが買っている銘柄を探す「フォロー・ザ・マネー」を好む人もいる。 そこで、 高い株主資本利益率を誇る企業の 無料 コレクションや インサイダー保有率の高い銘柄のリストをご覧いただきたい。