Stock Analysis

投資家はバンダイナムコホールディングス(東証:7832)の業績に安心してはいけない

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TSE:7832

バンダイナムコホールディングス(東証:7832)の堅調な決算報告は、同社の株価を動かすには至らなかった。 当社の分析によると、株主は数字の中に気になる点があることに気づいたようだ。

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東証:7832 2024年11月19日の業績と収益の歴史

異常項目が利益に与える影響

バンダイナムコホールディングスの利益を法定数値を超えて理解したい人は、過去12カ月間に420億円相当の異常項目によって法定利益が増加したことに注目することが重要である。 我々は増益を見るのは好きだが、異常項目が大きく貢献した場合、少し慎重になる傾向がある。 世界中のほとんどの上場企業の数字を調べてみたが、異常項目が一過性のものであることはよくあることだ。 そして結局のところ、それこそが会計用語の意味するところなのである。 バンダイナムコホールディングスは、2024年9月期までの利益に対して、異常項目の寄与がかなり大きい。 その結果、異常項目が法定利益を大幅に押し上げていると推測できる。

アナリストが将来の収益性をどう予測しているのか、気になるところだろう。 幸いなことに、ここをクリックすると、アナリストの予測に基づく将来の収益性を描いたインタラクティブなグラフを見ることができる。

バンダイナムコホールディングスの利益パフォーマンスに関する考察

前述したように、バンダイナムコホールディングスの異常項目による大幅な増益は、いつまでも続くわけではない。 その結果、バンダイナムコホールディングスの基礎収益力は法定利益を下回る可能性が高いと思われる。 しかし、過去3年間のEPS成長率が非常に高いことは朗報である。 もちろん、バンダイナムコホールディングスの業績を分析する際には、まだ表面しか見ておらず、マージン、予想成長率、投資利益率なども考慮する必要がある。 ビジネスとしてのバンダイナムコホールディングスをもっと知りたいなら、同社が直面しているリスクを認識しておくことが重要だ。 当社の分析では、バンダイナムコホールディングスに2つの警告サイン(1つは少し不愉快!)が出ており、投資前にこれらをご覧になることを強くお勧めします。

今日は、バンダイナムコホールディングスの利益の本質をよりよく理解するために、1つのデータポイントにズームインした。 しかし、企業に対する意見を伝える方法は他にもたくさんある。 例えば、自己資本利益率が高いことを好景気の表れと考える人も多いし、インサイダーが買っている銘柄を探す「フォロー・ザ・マネー」を好む人もいる。 少し調べる必要があるかもしれないが、 高い株主資本利益率を誇る企業の 無料 コレクションや インサイダーが多く保有する銘柄のリストが役に立つかもしれない。