メソブラスト社はオーストラリア、米国、シンガポール、スイスで再生医療製品の開発に従事している。同社独自の再生医療技術プラットフォームは、間葉系細胞として知られる特殊な細胞に基づいている。同社は、ステロイド抵抗性の急性移植片対宿主病や生物学的製剤抵抗性の炎症性腸疾患、クローン病などの全身性炎症性疾患の治療薬として臨床第III相試験中のRemestemcel-L、慢性心不全や椎間板変性症による慢性腰痛症の治療薬として臨床第III相試験中のRemestemcel-Lを提供している。また、生物学的製剤抵抗性の関節リウマチ糖尿病性腎症の治療薬としてMPC-300-IVを開発中である。また、慢性心不全の治療・予防を目的としたMPC-150-IM、急性心筋梗塞の治療・予防を目的としたMPC-25-IC、創傷治癒を目的としたJCR Pharmaceuticals Co Ltd.は表皮水疱症患者の創傷治癒と新生児低酸素性虚血性脳症の治療に、Grünenthal社は慢性腰痛症治療のための細胞治療の開発と商業化に取り組んでいる。同社は2004年に設立され、オーストラリアのメルボルンに本社を置いている。