マイクロソフト株に続く AIインフラ注目株3選

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世界中で長期金利が上昇し、AI関連の社債発行が注目される中で、市場は人工知能を「一過性のテーマ」ではなく、資本を集める現実の事業領域として扱い始めています。資金調達が活発な分野には、成長を狙う企業と投資家が集まりやすくなります。この記事では、このChatGPT/AI関連銘柄スクリーナーから選んだ有力株3銘柄を紹介します。

この後に紹介する銘柄は、ChatGPT/AI関連株スクリーナーから抽出したごく一部のサンプルに過ぎず、実際には同じように注目材料を持つ企業がさらに674社あります。

本気でAI関連株を絞り込みたい場合は、人工知能(AI)関連銘柄スクリーナーを使って、自分の投資スタイルに合う有力候補を整理し、比較しながら見極めてください。

マイクロソフト(MSFT)

マイクロソフトは、WindowsやOfficeといったおなじみのソフトだけでなく、AzureクラウドやMicrosoft 365 Copilotを通じて生成AIをビジネスに組み込む「AIインフラ+AIアプリ」の両方を提供する巨大テック企業です。売上は、おおよそ同規模の「インテリジェント クラウド」と「プロダクティビティ&ビジネスプロセス」がそれぞれ約US$1380億とUS$1400億を稼ぎ出し、「モア パーソナル コンピューティング」が約US$540億で続きます。時価総額はおよそUS$3.68兆と世界最大級であり、AIを支えるクラウドとOfficeの両輪から目が離せません。

投資家がマイクロソフトに注目したくなる理由として、Azure AIとMicrosoft 365 Copilotがすでに企業向けAIの「実用品」として使われ始めている一方で、その本当の収益インパクトがまだ完全には株価に織り込まれていない可能性がある点が挙げられます。巨額のAI向け設備投資に対する不安視もありますが、潤沢なフリーキャッシュフローや強固なバランスシートがその裏付けとなっています。規制当局によるクラウドやライセンス慣行への厳しい目など、無視できないリスクもあるものの、そうした要因が評価に揺らぎを生み、長期のAIテーマに関心がある投資家にとって「じっくり研究する価値がある銘柄」となっている状況と言えるでしょう。

AI投資ストーリーが加速する一方で、本当に見られるべきなのは巨大なフリーキャッシュフローと規制リスクの組み合わせです。マイクロソフトの全体像を整理したいなら3つの主なメリットと1つの重要な注意点

ナスダックGS:MSFT 2026年8月時点の株価収益率(P/Eレシオ)

マイクロソフトのAIやキャッシュフローに続く、自分だけの銘柄リストを作ろう

マイクロソフトやこの記事で取り上げている他の2銘柄も、もともとは1つのスクリーナーから見つかった候補にすぎません。自分でバリュエーション、将来予想、財務健全性、リスクなどを組み合わせたいなら、まずは好みの条件で絞り込めるスクリーナーを試してみてください。また、テーマ別に整理された投資アイデアも参考にして、視野を広げてみてください。

セレブラス・システムズ(CBRS)

Cerebras Systemsは、巨大なウエハースケールエンジンを中心としたAIコンピュートプラットフォームを開発し、チップとソフトウエア、ラック一式をまとめてデータセンター向けに提供する、まさにChatGPTや大規模言語モデル向けに設計された半導体企業です。売上のほぼ全ては半導体事業からの約US$681百万で構成されており、その多くが北米と欧州・中東・アフリカ向けに出荷されています。時価総額はおよそUS$52.0bと、AIインフラ専業としては非常に大きな規模です。

Cerebras Systemsに関心を持つべき理由は、ウエハースケールエンジンという独自アーキテクチャで、LLMや生成AIのトレーニングだけでなく超高速な推論処理に特化したインフラを提供している点にあります。OpenAIとの数十億ドル規模の長期契約やAWSとの協業により、複数年にわたる受注残がすでに積み上がっており、AIインフラ企業としての「需要の見通し」が比較的つかみやすい状況とされています。一方で、現時点では赤字でキャッシュの消費も続いており、特定顧客への依存やサプライチェーンの制約、ロックアップ解除後の大量売り出しリスクなど、ボラティリティを意識したい材料も多く存在します。このように、AIインフラの本命候補として注目しつつも、慎重な検討が必要とされる側面があります。

Cerebras Systemsの数十億ドル規模の長期契約とAIインフラ特化というストーリーは、まだ全体像が見えにくいままです。受注残と赤字、顧客集中のバランスを整理したいなら2つの主なリワードと2つの重要な警戒サイン(うち1つは重大!)をご覧ください。

ナスダックGS:CBRS の収益および売上高の成長(2026年8月時点)

アルファベット(GOOGL)

Alphabetは、検索やYouTube、Androidなどを抱える巨大IT企業ですが、このAIスクリーナーとの一番の接点はGoogle Cloudです。Vertex AIやGeminiといった大規模言語モデルやAIインフラを企業向けに提供し、ChatGPT型アプリや業務変革の基盤を担っています。収益の中心はGoogle Servicesで約US$3671億、次いでAI関連を含むGoogle Cloudが約US$777億、その他事業のOther Betsが約US$15億となっており、AIはクラウド部門を通じて収益化が進んでいる位置づけです。時価総額は約US$4.22兆と、世界屈指の規模を誇ります。

Alphabetは、検索とYouTubeの広告で生み出す豊富なキャッシュと、Google CloudのVertex AIやGeminiを組み合わせることで、AI時代の「現金を生むインフラ」を持つ数少ない企業の一つです。収益成長の一部をAIクラウド需要がけん引している一方で、TPUデータセンターやGemini向けの巨額なAI投資により、今後数年は利益がやや重くなる可能性も意識する必要があります。それでも、高い利益率と強いROE、そしてSpirit Airlinesのデータ買収や大型社債発行など、AIに資源を集中的に振り向けている現在進行形の動きまで含めて見ていくと、「検索企業」という定型イメージでは捉えきれない投資テーマが隠れています。

検索と広告のキャッシュマシンにGoogle CloudとAI投資がどう絡んでいるのか、Alphabetの全体像はまだ把握しきれていない投資家も多いはずです。広告とクラウド、AI投資の関係を一度整理したいならAlphabet の分析レポート

NasdaqGS:GOOGL の決算・売上高推移(2026年8月時点)

他にも気になる銘柄を探してみませんか

今動き始めているテーマ株は、勢いがついてからでは理想的な水準で入れないこともあります。新しい銘柄候補をチェックして、出遅れる前に動きたい場合は、今のうちに候補を押さえておくとよいでしょう。少しでも気になるなら、迷わず行動して早めにポートフォリオ候補を検討してください。

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