創業者主導企業で探す 割安成長株3選

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世界でエネルギー価格が地政学リスクに揺れ、各国の金融政策が慎重さを増す中、自分のお金をどこに託するかという問いはますます重くなっています。そんな今こそ、自社の将来に自らの評判と資産をかける創業者主導の企業に注目する価値があります。この記事では、その中から特に注目したい3銘柄を取り上げます。

ここから紹介する銘柄は、創業者主導企業の一部にすぎず、フルスクリーニングでは同じように魅力的なストーリーを持つ企業がさらに357社見つかっています。より自分の投資スタイルに合う創業者主導企業を見極めたい場合は、今のうちに創業者主導企業スクリーナーで候補を絞り込み、分析し、自分なりの高い確信を持てる投資先を整理しておきたいところです。

Taboola.com(ティービーエルエー)

概要: Taboola.comは、ニュースサイトやポータル、デバイスメーカーなどと提携し、記事や動画などのコンテンツと広告をAIでマッチングして配信する「レコメンドエンジン」を提供する会社です。ユーザーごとに興味のありそうな記事や広告を画面下部の「あなたへのおすすめ」枠などに表示し、出版社と広告主の双方の収益機会を作り出しています。

事業内容: Taboola.comの売上は約19億6,000万米ドルのほぼ全てを広告事業から得ており、地域別では米国が約9億7,000万米ドルと最大で、ドイツやイスラエル、英国に加え、その他の国々からも分散して収益を上げています。

時価総額: 約11億1,000万米ドル

Taboola.comは、生成AIやプライバシー規制の変化で「オープンウェブ広告」が再評価される流れの中で、AIを使った高精度ターゲティングとデバイスメーカーとの提携によって収益機会を広げている点が注目材料です。直近1年で利益が非常に大きく伸び、P/Eが一桁台と評価面でも割安感が意識される一方で、成長率は中長期予想で控えめとされており、広告需要や新プラットフォームRealizeの普及に対する不確実性もあります。AI回答エンジン「DeeperDive」のマネタイズ解放や株主還元策が、どこまで収益とEPSの質を高めるのか、今後の展開を見逃したくない銘柄です。

利益成長と一桁台P/Eが同時に進んでいるTaboola.comの評価は、本当に織り込み済みと言えるでしょうか。収益の質とAI戦略の行方を押さえるなら、重要な警告サイン1つと注目すべきリワード2つ

NasdaqGS:TBLA 2026年8月時点の株価収益率(P/Eレシオ)

Taboola.comのような「割安×成長テーマ」を自分でスクリーニング

Taboola.comを含む今回の3銘柄も、もとは1つのスクリーナー設定から見つかった候補にすぎません。自分の投資スタイルに合わせて、評価指標や成長性、財務健全性、リスク指標などを組み合わせて条件を作る場合は、まずはスクリーナーで条件を組み立ててみてください。また、テーマ別に整理された当社の投資アイデアから出発する方法もあります。

ペイコム・ソフトウェア(PAYC)

概要: Paycom Softwareは、米国の中小から中堅企業向けに、採用から退職までの人事・給与・勤怠・評価・教育などを一元管理できるクラウド型HCM(人的資本管理)ソフトを提供している会社です。従業員や管理職が自分で情報を入力・確認できる仕組みや、AIによるコマンド入力型ツール「IWant」などを通じて、事務作業を自動化し、人事・総務部門の手間とミスを減らすことを狙っています。

事業概要: Paycom Softwareの売上は約21億4,070万米ドルの全てがインターネットソフトウェア・サービス事業から生み出されており、そのすべてが北米地域からの収益です。

時価総額: 約95億2,000万米ドル

Paycom Softwareに関心を持つ投資家が多いのは、AIや自動化を前提としたクラウドHCMプラットフォームで、顧客の定着率と営業効率を高めつつ、利益率も20%超と高い水準にあるためです。2026年にはQ2決算で売上が前年同期比10%増となり、通期ガイダンスも引き上げられました。一方で、AI関連投資や高水準の自社株買い、そして負債の多さといったポイントも慎重に見ておく必要があります。AI機能「IWant」をあえて直接課金せず、全社的な利用拡大と単価向上を狙うビジネスモデルが、この先どこまで収益とEPSの質を高めるのかは、創業者主導銘柄としての評価を分ける重要な論点です。

高収益体質を維持しつつAIと自動化への投資を進めるPaycom Softwareの評価は、「IWant」と自社株買いの組み合わせをまだ十分に織り込んでいない可能性があります。次に押さえるべきは、収益とEPSの質に踏み込んだPaycom Software の分析レポートです。

NYSE:PAYC 収益および費用の内訳(2026年8月時点)

アップラビン(APP)

概要: AppLovinは、AIを活用した広告配信プラットフォームを提供し、モバイルアプリやコネクテッドTVなどで広告主とパブリッシャーを結びつける会社です。広告運用ツールやリアルタイム入札技術、効果計測・分析ツール、自社のアプリ事業を組み合わせることで、個人から企業まで幅広いクライアントのマーケティング効率向上を支援しています。

事業概要: AppLovinの売上は約68億3,000万米ドルの全てを広告事業から得ており、地域別には米国で約34億5,000万米ドル、その他の地域で約33億8,000万米ドルと、米国外からもバランス良く収益を上げています。

時価総額: 約1161億米ドル

AppLovinは、AXONなどのAI広告エンジンを武器に、ゲームからEコマースやコネクテッドTVへと収益源を広げつつ、高い利益率とEPSの成長性が意識されています。足元ではQ2で売上が市場予想を下回り、ガイダンスも慎重だったことから株価が15〜20%程度調整しており、モデル更新のタイミングや広告主の乗り換えペースに市場の視線が集まっています。一方で、自己株買いと収益性の水準、成長期待を織り込んでも割安感があるとみる向きも多く、規制強化やゲーム依存、外部プラットフォームへの依存といったリスクをどう評価するかによって、創業者主導の高成長広告プラットフォームとしての見方が大きく分かれ得る局面と言えます。

高い利益率とEPS成長期待に対して株価が調整している今、AppLovinの評価にはまだ見落としがある可能性があります。AI広告エンジンと株主還元のバランスを整理したい場合は、まずAppLovin の分析レポートをご覧ください。

ナスダックGS:APP 収益および売上高の成長(2026年8月時点)

次に探すべき「代わりの一手」はどこか

いま動いている株は、情報が古くなる前に押さえた投資家から順にリターン機会を取りにいきます。勢いが出る前の候補を押さえ、今のうちに行動しておきましょう。act now

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