Stock Analysis

投資家はメットライフ・インク(NYSE:MET)を傍観し続ける

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NYSE:MET

米国の半数近くの企業の株価収益率(PER)が19倍を超えているとき、PER15.9倍のメットライフ・インク(NYSE:MET)を魅力的な投資先と考えるかもしれない。 とはいえ、PERの引き下げに合理的な根拠があるかどうかを判断するには、もう少し掘り下げる必要がある。

メットライフ生命は最近、他の企業よりも業績を伸ばしており、確かに良い仕事をしている。 PERが低いのは、投資家がこの好調な業績が今後あまり印象的でなくなるかもしれないと考えているため、という可能性もある。 そうでないなら、既存株主は今後の株価の方向性についてかなり楽観的になる理由がある。

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NYSE:MET 株価収益率 vs 業界 2025年1月14日
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メットライフの成長トレンドは?

PERを正当化するためには、メットライフ生命は市場を引き離す伸び悩みを示す必要がある。

まず振り返ってみると、メットライフ生命は昨年一株当たり利益を62%も伸ばした。 しかし、直近の3年間ではEPSが15%減少しており、これでは十分とは言えない。 従って、株主は中期的な利益成長率に暗澹たる気持ちになったことだろう。

現在、同社を担当している8人のアナリストによると、今後3年間のEPSは毎年27%上昇すると予想されている。 一方、他の市場では年率11%の伸びにとどまると予想されており、魅力に欠けることが目立つ。

メットライフ生命が市場より低いPERで取引されているのは奇妙だ。 投資家の多くは、メットライフ生命が将来の成長期待を達成できるとはまったく考えていないようだ。

メットライフのPERの結論

株価収益率(PER)は、特定の業界内では価値を測る尺度としては劣るという議論があるが、強力な景況感指標となり得る。

メットライフ生命は現在、予想成長率が市場全体より高いため、予想PERよりかなり低い水準で取引されている。 市場よりも速い成長を伴う好調な業績見通しを見た場合、潜在的なリスクがPERを大きく圧迫している可能性があると考える。 少なくとも価格変動リスクは非常に低いと思われるが、投資家は将来の収益が大きく変動する可能性があると考えているようだ。

意見をまとめる前に、メットライフ生命に注意すべき1つの警告サインを発見した。

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