米国の半数近くの企業の株価収益率(PER)が16倍を下回っているとき、トップビルド社 (NYSE:BLD)はPER21.3倍であり、避けるべき銘柄と考えられるかもしれない。 しかし、PERを額面通りに受け取るのは賢明ではない。
トップビルドは、他の多くの企業が業績を後退させている中、増益を続けている。 同社が市場の逆風に逆らい続けることを多くの人が期待しているようで、それが投資家の株価上昇意欲を高めている。 もしそうでなければ、既存株主は株価の存続可能性について少し神経質になるかもしれない。
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TopBuildのようなPERが妥当とみなされるには、企業が市場を上回る必要があるという前提がある。
振り返ってみると、昨年は同社のボトムラインに13%の利益をもたらした。 喜ばしいことに、EPSも過去12ヶ月間の成長のおかげもあり、3年前と比較して合計で157%増加している。 従って、最近の利益成長は同社にとって見事なものであったと言える。
今後の見通しだが、同社を担当するアナリストの予想では、来年は6.2%の増益が見込まれている。 市場予想が11%成長であるため、同社は減益決算となる。
この点を考慮すると、トップビルドのPERが他社の大半を上回っているのは憂慮すべきことだ。 投資家の多くは、同社の事業見通しの好転を期待しているようだが、アナリスト集団はそう確信していない。 このレベルの利益成長はいずれ株価に重くのしかかる可能性が高いため、この株価が持続可能だと考えるのは大胆な人だけだろう。
トップビルドのPERの結論
株価収益率は、株を買うかどうかの決定的な要因になるべきではないが、業績期待のバロメーターとしてはかなり有能である。
トップビルドは現在、予想成長率が市場全体より低いため、予想PERよりはるかに高い水準で取引されている。 業績見通しが弱く、市場よりも成長が鈍化すると、株価が下落し、高いPERが引き下げられるリスクがあると考えられる。 このような状況が著しく改善されない限り、この株価を妥当なものとして受け入れるのは非常に難しい。
投資前に考慮すべき重要なリスク要因は他にもあり、トップビルドの注意すべき兆候を1つ発見した。
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