Stock Analysis

株主はデュコム・インコーポレイテッド(NYSE:DCO)のCEO報酬パッケージの見直しを検討すべきと考える

NYSE:DCO
Source: Shutterstock

キーインサイト

  • デュコミュン、4月24日に年次株主総会を開催
  • スティーブ・オズワルド最高経営責任者(CEO)の総報酬の一部である959.7万米ドルの給与。
  • 給与総額は業界平均を167%上回る
  • デュコムのEPSは過去3年間で24%減少 、過去3年間の総株主損失は9.3%。

デュコム・インコーポレーテッド(NYSE:DCO)の業績は最近かなり期待外れで、CEOのスティーブ・オズワルドがその責任を負っている。 株主は、4月24日に開催される年次株主総会で、取締役会と経営陣に不満足な業績に対する責任を問うことができる。 また、会社の方向性について取締役会に異議を唱え、役員報酬などの決議案に投票するチャンスでもある。 以下に示すデータは、CEOの報酬が最近の業績と一致していないと考える理由を説明するものである。

デュコムの最新分析を見る

Ducommun IncorporatedのCEO報酬を業界と比較する

本稿執筆時点で、当社のデータによると、Ducommun Incorporatedの時価総額は8億1,100万米ドルで、2023年12月までの年間CEO報酬総額は830万米ドルと報告されている。 注目すべきは、前年比23%の増加である。 報酬総額はより重要だと考えるが、当社のデータによると、CEOの給与はより低く、96万米ドルである。

時価総額4億米ドルから16億米ドルのアメリカ航空宇宙・防衛業界の類似企業を比較したところ、CEO報酬総額の中央値は310万米ドルであった。 従って、スティーブ・オズワルドの報酬は業界の中央値より高いと結論づけられる。 さらに、スティーブ・オズワルドは2,000万米ドル相当のデュコムン株を個人名義で直接保有しており、同社に個人的に大きな利害関係があることがわかる。

コンポーネント20232022比率(2023年)
給与 96万米ドル 924万米ドル 12%
その他 730万米ドル 580万米ドル 88%
報酬総額830万米ドル 670万米ドル100%

業界レベルでは、報酬総額のおよそ22%が給与で、78%がその他の報酬である。 デュコムの場合、給与以外の報酬が総報酬に占める割合が、より広範な業界と比較して大きい。 報酬総額が給与以外の利益に傾斜している場合、CEOの報酬が会社の業績に連動していることを示している。

ceo-compensation
NYSE:DCO CEO報酬 2024年4月17日

デュコム・インコーポレイテッドの成長

過去3年間、Ducommun Incorporatedの1株当たり利益は年率24%縮小した。 昨年は6.2%の収益成長を達成した。

全体として、これは株主にとってあまり好ましい結果ではない。 また、12ヶ月間の売上高の伸びは、EPSの減少に対してあまり慰めになっていない。 これらのことから、業績がCEOの高額報酬を正当化するものではないことがわかる。 今後については、同社の将来の業績に関するアナリスト予測の無料ビジュアルレポートをチェックするとよいだろう。

デュコム・インコーポレイテッドは良い投資だったか?

3年間の総株主損失が9.3%であることを考えると、デュコン・インコーポレイテッドの株主の多くは、控えめに言っても、かなり不満であろう。 だから株主は、CEOの報酬を手厚くしないことを望んでいるのだろう。

まとめると...

利益の伸び悩みは言うに及ばず、投資に対するプラスのリターンを株主が見ていないことを考えると、CEOの昇給を望む株主は少ないということだろう。 今度の年次株主総会で、株主は業績を好転させるための経営陣の計画や戦略に疑問を呈し、同社に対する投資テーゼを見直すことができる。

CEOの報酬に注意を払うことは重要だが、投資家は事業の他の要素も考慮すべきである。 そこで、投資前に知っておくべき杜仲の3つの警告サインを探ってみた。

もちろん、別の銘柄を見れば素晴らしい投資先が見つかるかもしれない。そこで、興味深い企業の 無料リストを覗いてみよう。

This article has been translated from its original English version, which you can find here.