Stock Analysis

大東建託(株)(東証:9367)の課題は業績不振だけではないと考える

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TSE:9367

控えめな市場の反応は、大東工運株式会社(東証:9367)の最近の決算にサプライズがなかったことを示唆している。 当社の分析によると、軟調な利益数字とともに、投資家は数字に潜む他の弱点にも注意する必要がある。

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東証:9367 2024年11月19日の業績と収益の歴史

異常項目は利益にどのように影響するか?

重要なのは、当社のデータによると、大東建託の利益は、昨年1年間で5900万円の特別項目による押し上げを受けていることだ。 増益になるのは喜ばしいことだが、特別損益が大きく寄与することは、時にわれわれの意欲を削ぐ。 世界の上場企業の大半を分析したところ、重要な特別項目は繰り返されないことが多い。 その名前からして、驚くにはあたらない。 そのような異常項目が今期も出てこないと仮定すれば、来期は(事業が成長しない限り)減益になると予想される。

注:投資家には常にバランスシートの強さをチェックするよう勧めている。ここをクリックすると、大東建託のバランスシート分析がご覧いただけます

大東建託の利益パフォーマンスについての見解

大東建託の法定利益は、利益押し上げのための特殊要因によって歪められている。 このため、大東建託の法定利益は基礎収益力よりも優れている可能性があると考える。 悲しいことに、EPSは過去12ヶ月で減少している。 結局のところ、同社を正しく理解したいのであれば、上記の要素以外も考慮することが不可欠だ。 ビジネスとしての大東建託についてもっと知りたいのであれば、同社が直面しているリスクを認識しておくことが重要だ。 調査したところ、大東建託には2つの注意点(1つはちょっと気になる!)があった。

このノートでは、大東建託の利益の本質を明らかにする一つの要因に注目したに過ぎない。 しかし、企業に対する意見を伝える方法は他にもたくさんある。 株主資本利益率(ROE)の高さを優良企業の証と考える人もいる。 少し調べる必要があるかもしれないが、 自己資本利益率が高い企業の 無料 コレクションや インサイダー保有が多い銘柄のリストが役に立つかもしれない。