株式分析

KDDI(東証:9433)の業績は好調だが、朗報はそれだけにとどまらない

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KDDI(東証:9433)先日発表した堅調な決算は、株価にはあまり響かなかった。 少し調べてみたが、投資家は基礎的な数字にあるいくつかの心強い要素を見逃しているようだ。

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東証:9433 2024年8月9日の業績と収益の歴史

KDDIの収益に対するキャッシュフローの検証

ハイファイナンスにおいて、企業が報告された利益をどれだけフリーキャッシュフロー(FCF)に変換しているかを測定するために使用される主要な比率は、発生比率(キャッシュフローから)である。 この比率は、わかりやすく言えば、純利益からFCFを差し引き、その数値を会社のその期間の平均営業資産で割ったものである。 キャッシュフローからの発生比率は、「FCF 以外の利益比率」と考えることもできる。

その結果、発生比率がマイナスであれば企業にとってプラスとなり、プラスであればマイナスとなる。 現金以外の利益が一定水準にあることを示す発生比率がプラスであることは問題ではないが、発生比率が高いことは、紙の利益がキャッシュフローに見合っていないことを示すため、間違いなく悪いことである。 注目すべきは、一般的に言って、発生主義比率が高いことは目先の利益にとって悪い兆候であることを示唆するいくつかの学術的根拠があることである。

2024年6月までの12ヵ月間で、KDDIは-0.13の発生比率を記録した。 これはキャッシュ・コンバージョンが良好であることを意味し、昨年はフリー・キャッシュ・フローが利益をしっかりと上回ったことを意味する。 実際、直近1年間のフリーキャッシュフローは1.5兆円で、利益6,379億円を大きく上回っている。 KDDIの株主は、フリー・キャッシュ・フローが過去1年間に改善したことを喜んでいるに違いない。

しかし、アナリストが将来の収益性をどのように予測しているのか気になるところだ。 幸いなことに、ここをクリックすると、アナリストの予測に基づく将来の収益性を示すインタラクティブなグラフを見ることができる。

KDDIの収益性についての見解

KDDIの発生率は堅実であり、上記で説明したように、強力なフリーキャッシュフローを示している。 このため、KDDIの収益ポテンシャルは少なくとも見かけ通り、いやそれ以上かもしれないと考える! その上、一株当たり利益は過去3年間、年率5.3%で成長している。 この記事の目的は、会社の潜在能力を反映する法定収益がどの程度信頼できるかを評価することであったが、他にも考慮すべきことはたくさんある。 銘柄を分析する際には、リスクを考慮する必要がある。 分析を行う中で、KDDIには1つの警告サインがあり、これを無視するのは賢明でないことが分かった。

本日は、KDDIの利益の本質をよりよく理解するために、1つのデータにズームインした。 しかし、瑣末なことに意識を集中させることができる人であれば、もっと多くの発見があるはずだ。 自己資本利益率が高いことを優良企業の証と考える人もいる。 そこで、 高い株主資本利益率を誇る企業の 無料 コレクションや インサイダー保有率の高い銘柄のリストをご覧いただきたい。

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This article has been translated from its original English version, which you can find here.