Stock Analysis

テクノス・ジャパン (TSE:3666)の収益の質に潜在的な問題がある可能性

TSE:3666
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テクノス・ジャパン・インコーポレーテッド(東証:3666)の株価は、先ごろ好決算を発表して好調だ。 しかし、株主は数字に含まれる気になる詳細を見逃している可能性がある。

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東証:3666 2024年5月22日の業績と収益の歴史

異常項目は利益にどう影響するか?

テクノス・ジャパンの業績を正しく理解するためには、特別損益による利益4億6,100万円を考慮する必要がある。 増益は好ましいが、異常項目が大きく寄与している場合、我々は少し慎重になる傾向がある。 世界中のほとんどの上場企業の数字を調べてみたが、異常項目が一過性のものであることはよくあることだ。 そして、これらの増益要因が「異例」と表現されていることから予想される通りである。 テクノス・ジャパンの2024年3月期の利益に対する特別損益のプラス幅はかなり大きいことがわかる。 他の条件がすべて同じであれば、これは法定利益を基礎的収益力のガイドとしては不十分なものにする効果があると思われる。

注:投資家は常にバランスシートの強さをチェックすることをお勧めします。ここをクリックすると、テクノス・ジャパンのバランスシート分析がご覧いただけます。

テクノス・ジャパンの利益パフォーマンスについての見解

前述したように、テクノス・ジャパンの異常項目による大幅な増益はいつまでも続くわけではない。 その結果、テクノス・ジャパンの基礎的収益力は法定利益よりも低い可能性が高いと思われる。 しかし、過去 3 年間の EPS 成長率が非常に高いことは朗報である。 もちろん、同社の業績を分析するとなると、まだ表面しか見ていない。マージン、予想成長率、投資利益率なども考慮する必要があるだろう。 収益の質も重要だが、現時点でテクノス・ジャパンが直面しているリスクを考慮することも同様に重要だ。 分析を進める中で、テクノス・ジャパンには3つの警告サインがあり、これらを無視するのは賢明でないことが分かった。

本日は、テクノス・ジャパンの利益の本質をよりよく理解するために、一つのデータにズームインした。 しかし、企業に対する意見を伝える方法は他にもたくさんある。 例えば、自己資本利益率が高いことを好景気の表れと考える人も多いし、「お金を追う」のが好きで、インサイダーが買っている銘柄を探す人もいる。 そこで、 高い株主資本利益率を誇る企業の 無料 コレクションや インサイダー保有率の高い銘柄のリストをご覧いただきたい。

This article has been translated from its original English version, which you can find here.