株式分析

スリー・ディー・マトリックス (TSE:7777) の価格は適正だが、株価が33%上昇した後の成長には欠ける

TSE:7777
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スリー・ディー・マトリックス(東証:7777)の株主は、株価が今月33%の上昇を記録し、以前の低迷から回復したことに興奮したことだろう。 残念ながら、先月の好業績にもかかわらず、通年の上昇率6.5%はそれほど魅力的ではない。

株価は急騰しているが、スリー・ディー・マトリックスのPER(株価純資産倍率)2.4倍は、PER21.2倍以上の企業が約半数を占め、PER183倍以上の企業も普通に存在する日本のバイオテクノロジー業界と比較すると、今はまだ強い買い手に見えるかもしれない。 とはいえ、P/Sを大幅に引き下げた合理的な根拠があるかどうかを判断するには、もう少し掘り下げる必要があるだろう。

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東証:7777 株価対売上高比率 vs 業界 2024年12月19日

スリー・ディー・マトリックスの業績推移

最近のスリー・ディー・マトリックスは、収益が非常に好調であり、かなり有利である。 好調な収益実績が大幅に悪化すると予想する向きが多いため、P/Sレシオが抑制されているのかもしれない。 3-Dマトリックスに強気な人たちは、そうでないことを望み、より低い評価額で株価を拾うことができるだろう。

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収益成長指標は低P/Sについて何を語っているか?

3-D MatrixのようなP/Sレシオが妥当とみなされるには、企業が業界をはるかに下回るという前提がある。

昨年度の収益成長率を見てみると、同社は90%という驚異的な伸びを記録している。 目を見張ることに、3年間の収益成長率は、過去12ヶ月間の収益成長率のおかげもあって、数桁も膨れ上がっている。 というわけで、この間、同社が収益成長においてとてつもない仕事をしてきたことを確認することから始めることができる。

今後12ヶ月で92%の成長を遂げると予測されている業界と比較すると、最近の中期的な年率換算収益実績から、同社の勢いは弱くなっている。

この情報から、スリー・ディー・マトリックスが業界より低いP/Sで取引されている理由がわかる。 どうやら多くの株主は、今後も業界をリードしていくと思われるものを持ち続けることに抵抗があったようだ。

スリー・ディー・マトリックスのP/Sから何がわかるか?

3-Dマトリックスの株価はかなり上昇したが、P/Sはまだ低い。 株価売上高倍率は、株を買うかどうかの決定的な要因であるべきではないが、収益期待のバロメーターとしてはかなり有能だ。

予想通り、スリー・ディー・マトリックスの3年間の収益動向は、現在の業界予想より悪く見えることから、低いP/Sに寄与していることがわかった。 現段階では、投資家は収益改善の可能性がP/Sレシオの上昇を正当化できるほど大きくないと感じている。 最近の中期的な収益傾向が続けば、株価がすぐに反転することは難しいだろう。

他にもリスクがあることを忘れてはならない。例えば、スリー・ディー・マトリックスの注意すべき兆候を4つ挙げて みた1つは少し気になる)。

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This article has been translated from its original English version, which you can find here.