Stock Analysis

株主は北越コーポレーション(東証:3865)の価格を喜ぶべきである

TSE:3865
Source: Shutterstock

日本の企業の半数近くが株価収益率(PER)を14倍以下とする中、PER23.2倍の北越コーポレーション(東証:3865)は完全に避けるべき銘柄と言えるかもしれない。 ただ、PERを額面通りに受け取るのは賢明ではない。

最近の業績の伸びは他社を圧倒しており、北越は比較的好調だ。 PERが高いのは、投資家がこの好業績が続くと考えているからだろう。 そうでなければ、特に理由もなく高い株価を支払っていることになる。

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東証:3865 株価収益率 vs 業界 2024年3月18日
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成長は高PERに見合うか?

北越のPERは、非常に力強い成長が期待され、重要な点として市場よりもはるかに優れた業績を上げる企業にとって典型的なものだろう。

振り返ってみると、昨年は358%という異例の増益を達成した。 しかし、直近の3年間ではEPSが7.5%減少しており、これでは十分とは言えない。 従って、株主は中期的な利益成長率に暗澹たる気持ちになったことだろう。

将来に目を転じると、同社を担当している唯一のアナリストの予想では、今後1年間で30%の増益が見込まれている。 一方、他の市場では11%の伸びにとどまると予想されており、魅力に欠けるのは明らかだ。

これを考慮すれば、北越のPERが他社を上回っているのも理解できる。 投資家の多くは、この力強い将来の成長を期待し、株価を高く買おうとしているようだ。

北越のPERから何を学ぶか?

一般的に、投資判断の際に株価収益率を読みすぎるのは禁物だが、他の市場参加者がその企業についてどのように考えているのかを明らかにすることはできる。

予想通り、アナリストの業績見通しを検証したところ、同社の優れた業績見通しが高PERの要因となっていることが判明した。 現在の株主は、将来の収益が脅かされることはないと確信しているため、このPERに納得している。 このような状況では、近い将来株価が大きく下落することは考えにくい。

あまり水を差したくはないが、北越の注意すべき兆候を1つ見つけた。

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This article has been translated from its original English version, which you can find here.