株式分析

テルモ(TSE:4543)の業績が投資家の注目を集める

TSE:4543
Source: Shutterstock

テルモ(東証:4543)の株価収益率(PER)は32.6倍で、PER13倍以下の企業が約半数、PER9倍以下の企業もざらにある日本の市場と比べると、今は売りが強いように見えるかもしれない。 しかし、PERを額面通りに受け取るのは賢明ではない。

テルモはここ数年、他社を凌駕する収益成長で、比較的好調に推移している。 PERが高いのは、投資家がこの好業績が続くと考えているからだろう。 そうでないとすれば、既存株主は株価の存続可能性について少し神経質になっているのかもしれない。

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東証:4543 株価収益率 vs 業界 2025年3月18日 テルモの
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成長指標は高PERについて何を語っているのか?

テルモのPERを正当化するためには、市場を大きく上回る傑出した成長を遂げる必要がある。

昨年度の業績成長率を見てみると、同社は27%という驚異的な伸びを記録している。 喜ばしいことに、EPSも過去12ヶ月間の成長により、3年前と比較して合計で42%増加している。 従って、株主はこうした中期的な利益成長率を歓迎したことだろう。

同社を担当するアナリストによれば、今後3年間のEPSは年率14%上昇すると予想されている。 これは、市場全体の年率9.3%の成長予測を大幅に上回るものだ。

この情報により、テルモが市場と比べて高いPERで取引されている理由がわかる。 投資家の多くは、テルモの将来的な成長に期待し、株価を高く買おうとしているようだ。

テルモのPERから何がわかるか?

株価収益率だけで株を売るべきかどうかを判断するのは賢明ではないが、会社の将来性を判断する実用的な指針にはなる。

予想通り、テルモのアナリスト予想を調べたところ、優れた業績見通しが高いPERに寄与していることが分かった。 現在の株主は、将来の収益が脅かされていないと確信しているため、このPERに満足している。 こうした状況が変わらない限り、株価の強力な下支えは続くだろう。

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This article has been translated from its original English version, which you can find here.