Stock Analysis
テルモ株式会社(東証:4543)は先週、最新の第3四半期決算を発表した。 売上高は2,640億円と予想通りだったが、1株当たり利益(EPS)は23.96円と予想を2.8%下回った。 これは投資家にとって重要な時期であり、決算短信で企業の業績を把握し、専門家の来期予想を見たり、事業への期待に変化がないかどうかを確認したりすることができる。 この結果を受けて、アナリストが業績モデルを変更したかどうかを確認するため、直近の法定予想を集めてみた。
テルモの直近コンセンサス(14 名)は、2026 年の売上高 110 億円。このコンセンサスが達成された場合、過去12ヶ月間の売上高は8.7%増となる。 一株当たり利益は21%増の103円と予想されている。 しかし、アナリストは今回の決算の前に、2026年の売上高を110億円、一株当たり利益(EPS)を103円と予想していた。 つまり、アナリストの予想は更新されたものの、今回の決算を受けて事業への期待が大きく変わったわけではないことは明らかだ。
アナリストは目標株価3,379円を再確認している。 しかし、このデータから得られる結論はそれだけではない。アナリストの目標株価を評価する際に、予想値の開きを考慮したがる投資家もいるからだ。 最も楽観的なテルモのアナリストの目標株価は3,810円だが、最も悲観的なアナリストは2,800円である。 しかし、これほど予想レンジが狭いということは、アナリストが同社の価値をどの程度と見ているかということを示唆している。
また、過去の業績との比較や、同業他社と比べて強気か弱気かなど、大局的な観点から見ることもできる。2026年末までの年率6.9%という予想成長率は、過去5年間の年率11%という過去の成長率を大きく下回っている。 アナリストがカバレッジしている同業他社40社の年率6.9%増と比較してみよう。 つまり、テルモの収益成長は鈍化するものの、ほぼ業界並みの成長が見込まれることは明らかだ。
結論
最も重要なことは、アナリストはテルモの業績が前回の一株当たり利益予想に沿ったものであることを再確認しており、センチメントに大きな変化はないということである。 嬉しいことに、売上高予想にも実質的な変更はなく、業界全体と同程度の成長が見込まれている。 コンセンサス目標株価にも実質的な変更はなく、このことは事業の本質的価値が最新の予想によって大きな変化を受けなかったことを示唆している。
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