株式分析

BASE FOOD Inc. (東証:2936) 37%の価格上昇でちょうどよさそうだ。

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BASE FOOD Inc.(東証:2936)の株主は、先月37%の株価上昇で忍耐が報われた。 広い視野で見れば、先月ほどの勢いはないものの、通年で22%の上昇もかなり妥当である。

日本の食品業界の半数近くがPER(株価純資産倍率)0.6倍以下の中、BASE FOODはPER1.7倍であり、株価が急騰しているため、調査する価値がない銘柄と考えるかもしれない。 ただし、P/S がこれほど高いのには何か理由があるかもしれないので、額面通り受け取るのは賢明ではない。

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東証:2936 株価収益率対業界 2025年1月21日

BASE FOOD の最近の業績は?

BASE FOODは最近、それなりのペースで収益を伸ばしており、まずまずの業績を上げている。 P/Sレシオが高いのは、投資家が近い将来、この良好な収益成長によって、より幅広い業界をアウトパフォームできると考えているためである可能性がある。 しかし、もしそうでないなら、投資家は株価に高い金額を支払うことになるかもしれない。

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BASE FOODの収益成長は十分か?

P/Sレシオを正当化するためには、BASE FOODは業界を上回る目覚ましい成長を遂げる必要がある。

振り返ってみると、昨年度は4.6%の増収となった。 これは、過去3年間で合計168%の増収を達成した優れた業績を裏付けるものだ。 従って、株主はこうした中期的な収益成長率を間違いなく歓迎しただろう。

業界の1年間の成長率予測4.2%と比較すると、直近の中期的な収益軌道は明らかに魅力的である。

これを考慮すれば、BASE FOODのP/Sが同業他社に比べて高い理由も理解できなくはない。 投資家の多くは、この力強い成長が続くと予想し、株価を高く買おうとしているようだ。

要点

BASE FOODの株価が大きく上昇したことで、同社のP/Sは大幅に上昇した。 株価収益率は株を買うかどうかの決め手にはならないが、収益期待のバロメーターとしてはかなり有効だ。

思惑通り、BASE FOODを調査したところ、3年間の収益トレンドが現在の業界予想より良さそうなことから、高いP/Sに寄与していることがわかった。 現段階では、投資家は、将来にわたって継続的に収益が拡大する可能性は、P/Sが膨らむことを正当化するのに十分大きいと感じている。 同社の収益能力に大きな変化がない限り、株価は引き続き上昇するはずだ。

リスクについては常に考えるべきだ。その一例として、 BASE FOODが注意すべき2つの警告サインを 発見した。

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