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マルハニチロ(東証:1333)が面白そうだ。

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TSE:1333

マルハニチロ(東証1部1333)の株価が、あと3日で配当落ちとなる。 配当落ち日とは、会社が配当金を受け取る権利のある株主を決定する日である基準日の1営業日前のことである。 配当落ち日が重要なのは、配当金を受け取るためには、その銘柄の取引が基準日より前に決済されている必要があるからだ。 したがって、9月27日以降にマルハニチロの株式を購入した場合、12月9日に配当金が支払われる際に、配当金を受け取ることはできない。

次回の配当金は1株当たり50円で、昨年に続き100円。 マルハニチロの配当利回りは、現在の株価3162.00円に対して約3.2%となる。 配当金を支払う企業を見るのは好きだが、金の卵を産むことで金のガチョウが死んでしまわないか確認することも重要だ! そのため、配当の支払いが持続可能かどうか、企業が成長しているかどうかを常にチェックする必要がある。

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企業が収益よりも多くの配当を支払う場合、配当は持続不可能になる可能性があり、理想的な状況とは言い難い。 マルハニチロは昨年、利益のわずか21%を配当しており、これは保守的な低水準であり、不測の事態に備えて余裕を残していると考える。 二次的なチェックとして、マルハニチロが配当を支払えるだけのフリーキャッシュフローを生み出しているかどうかを評価するのも有効だ。 これは保守的な低水準であり、不測の事態にも十分なマージンを残していると考える。

配当が利益とキャッシュフローの両方でカバーされているのは心強い。これは一般的に、収益が急激に落ち込まない限り、配当が持続可能であることを示唆している。

マルハニチロが過去12ヵ月間にどれだけ利益を配当したかは、こちらをクリック

東証:1333 2024年9月23日の歴史的配当金

利益と配当は成長しているか?

なぜなら、一株当たりの収益が改善しているときは、配当金を増やすのが簡単だからだ。 業績が悪化し、減配を余儀なくされた場合、投資家は投資価値が煙に巻かれることになりかねない。 その点、マルハニチロの1株当たり利益は過去5年間平均で5.4%増と、着実な成長を遂げている点は心強い。 一株当たり利益は着実に増加しており、経営陣は利益のほぼすべてを事業に再投資している。 なぜなら、利益が効果的に再投資されれば、成長は複利的になり、それに伴って将来の収益や配当にも恩恵が及ぶからである。

多くの投資家が企業の配当見通しを評価する主な方法は、過去の配当成長率を確認することである。 10年前のデータ開始以来、マルハニチロは年平均約13%の増配を達成している。 業績が伸びている中での増配は心強く、少なくとも株主に報いようという企業の姿勢がうかがえる。

最後に

マルハニチロは魅力的な配当株なのか、それとも棚上げにしておいた方が良いのか? 一株当たり利益は緩やかに成長しており、マルハニチロは利益とキャッシュフローの半分以下を配当として支払っている。 収益がより速く成長するのは良いことかもしれないが、マルハニチロは配当支払いに保守的であり、長期的にはまだ妥当な業績を上げる可能性がある。 この分析では、マルハニチロは全体的に堅調に見える。

このことを念頭に置いて、徹底した銘柄調査の重要な部分は、その銘柄が現在直面しているリスクを認識することである。 投資リスクの観点から、マルハニチロの1つの警告サインを確認した

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