Stock Analysis

GMOフィナンシャル・ゲート(東証:4051)の業績が投資家の注目を集める

TSE:4051
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GMOフィナンシャルゲート株式会社(東証:4051)のPER(株価収益率)4.5倍は、日本の金融多角化業界に属する企業の半数近くがPER1.6倍以下であることを考えると、投資機会としては乏しいように見えるかもしれない。 とはいえ、P/S の高騰に合理的な根拠があるかどうかを判断するには、もう少し掘り下げる必要がある。

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東証:4051 株価収益率 vs 業界 2024年3月6日

GMOフィナンシャルゲートの直近業績は?

GMOフィナンシャルゲートの直近の業績は、他社を上回るペースで収益が増加しており、GMOフィナンシャルゲートにとって有利な状況となっている。 好調な収益が続くと予想する向きも多いようで、P/S は上昇している。 そうでなければ、特別な理由もなく高い株価を支払っていることになる。

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収益予測は高いP/Sレシオに見合うか?

P/Sレシオを正当化するためには、GMOフィナンシャルゲートは業界を大きく上回る傑出した成長を遂げる必要がある。

まず振り返ってみると、同社は昨年50%という驚異的な増収を達成した。 3年間の収益成長率は、過去12ヶ月間の収益成長率のおかげもあって、数桁も膨れ上がっている。 従って、最近の収益成長は同社にとって見事なものだと言っていいだろう。

展望に目を転じると、同社に注目している6人のアナリストの推定では、今後3年間は毎年14%の成長が見込まれる。 一方、他の業界は年率9.9%の成長にとどまると予想されており、その魅力は著しく低い。

この情報により、GMOフィナンシャル・ゲートが業界と比べて高いP/Sで取引されている理由がわかる。 どうやら株主は、より豊かな未来を見据える可能性のあるものを手放したくないようだ。

GMOフィナンシャルゲートのP/Sは投資家にとって何を意味するのか?

株価収益率だけで株を売るべきかどうかを判断するのは賢明とは言えないが、会社の将来性を判断する実際的な指針にはなり得る。

予想通り、GMOフィナンシャルゲートのアナリスト予想を検証したところ、優れた収益見通しが高いPERに寄与していることが分かった。 現段階では、投資家は収益が悪化する可能性はかなり低いと感じており、高いP/Sレシオを正当化している。 こうした状況が変化しない限り、株価の強力な下支えは続くだろう。

また、GMOフィナンシャル・ゲートについて、考慮すべき警告サインが1つ見つかったことも注目に値する。

最初に出会ったアイデアだけでなく、優れた企業を探すようにすることが重要だ。収益性の向上があなたの考える素晴らしい企業と一致するのであれば、最近の収益成長が著しい(そしてPERが低い)興味深い企業の 無料リストを覗いてみよう。

This article has been translated from its original English version, which you can find here.