Stock Analysis

ホリイフーズサービス(東証:3077)のバランスシートは健全か?

TSE:3077
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投資家としてリスクを考えるには、負債よりもむしろボラティリティが一番だと言う人もいるが、ウォーレン・バフェットは『ボラティリティはリスクと同義語とは程遠い』と言ったのは有名な話だ。 負債が多すぎると企業が沈没する可能性があるからだ。 ホリイフーズサービス株式会社(東証:3077)は、負債が多い。(東証:3077)の貸借対照表には負債がある。 しかし、この負債は株主にとって懸念材料なのだろうか?

負債はいつ危険なのか?

借入金は、事業が新たな資本やフリーキャッシュフローで返済するのが困難になるまで、事業を支援する。 事態が本当に悪化した場合、貸し手は事業をコントロールすることができる。 このような事態はあまり一般的ではないが、負債を抱えた企業が、貸し手によって窮迫した価格で資金調達を余儀なくされ、株主が恒久的に希薄化するケースはよく見られる。 もちろん、成長資金を調達するために負債を利用する企業も数多くあり、そのような企業には悪影響はない。 私たちは、企業の負債の使用について考えるとき、まず現金と負債を一緒に見ます。

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Horiifoodservice の負債額は?

下記の通り、2023年12月現在、ホリイフードサービスは15億円の負債を抱えている。グラフをクリックすると詳細が表示される。 ただし、14億7,000万円の現金があり、純負債は約2,800万円となっている。

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東証:3077 負債資本比率の推移 2024年3月15日

ホリイフーズサービスのバランスシートは健全か?

直近の貸借対照表を見ると、1年以内に20億8,000万円、それ以降に3億3,100万円 の債務がある。 一方、現金14億7,000万円、12ヶ月以内に弁済期が到来する債権1億4,700万円がある。 このため、負債は現金と短期債権を合わせた7億9,300万円を上回る。

ホリイフーズサービスの企業価値は20億1,000万円であるため、必要であればバランスシートを補強するために十分な資本を調達することができるだろうから、この赤字はそれほど悪くはない。 しかし、負債を返済する能力を注意深く見る価値はある。 実質的に純負債を持たないホリフードサービスは、負債負担が実に軽い。 負債水準を分析する場合、バランスシートから始めるのは当然である。 しかし、負債を完全に切り離して見ることはできない。なぜなら、ホリイフーズサービスは負債を返済するために利益を必要とするからだ。 ホリイフードサービスの収益についてもっと知りたければ、長期収益推移のグラフをチェックする価値があるかもしれない。

12ヶ月間の売上高は46億円で、35%の増益となった。 株主はおそらく、同社が利益を上げられるよう祈っていることだろう。

禁物

ホリイフーズサービスはトップラインを手際よく成長させたが、EBITラインでは赤字という冷厳な事実がある。 実際、EBITレベルでは3,500万円の赤字である。 貸借対照表上の負債とキャッシュを比較すると、同社が負債を抱えるのは賢明ではない。 率直に言って、バランスシートは、時間と共に改善される可能性はあるものの、マッチ・フィットには程遠いと考えている。 また、過去1年間のフリーキャッシュフローが1億4,300万円のマイナスとなったことも警戒すべき点である。 要するに、実にリスキーな銘柄なのだ。 負債を分析する際、バランスシートに注目すべきなのは明らかだ。 しかし結局のところ、どの企業もバランスシートの外に存在するリスクを含んでいる可能性がある。 こうしたリスクを見つけるのは難しい。どの企業にもあるのだが、 ホリイフードサービスには3つの警告サイン (うち2つはちょっと気になる!)がある。

すべてが終わってみれば、負債を必要としない企業に注目する方が簡単な場合もある。読者は今すぐ、純負債ゼロの成長株リストに 100%無料でアクセスできる。

This article has been translated from its original English version, which you can find here.