エスリードコーポレーション(東証:8877)は堅調な決算を発表し、株価は強さを見せた。 しかし、利益の根底にいくつかの懸念材料が見つかったため、株主は慎重になるべきだと考える。
エスリードの収益に対するキャッシュフローの検証
財務オタクならすでにご存知のように、キャッシュフローからの発生比率は、企業のフリーキャッシュフロー(FCF)が利益とどの程度一致しているかを評価するための重要な指標である。 発生比率は、ある期間の利益からFCFを差し引き、その結果をその期間の企業の平均営業資産で割る。 この比率は、企業の利益がFCFをどれだけ上回っているかを示している。
従って、発生比率がマイナスの会社は良い会社で、プラスの会社は悪い会社ということになる。 現金以外の利益が一定水準にあることを示す発生主義比率がプラスであることは問題ではないが、発生主義比率が高いことは、紙の利益とキャッシュフローが一致していないことを示すため、間違いなく悪いことである。 というのも、発生主義的な比率が高いと、利益が減少したり、利益が伸び悩んだりする傾向があるという学術的な研究もあるからだ。
エスリードの2024年3月期の発生主義比率は0.35である。 残念ながら、これはフリー・キャッシュ・フローが法定利益を大幅に下回っていることを意味する。 75.2億円の利益を計上したとはいえ、フリー・キャッシュ・フローを見ると、昨年度は330億円を消費したことになる。 エスリード のフリーキャッシュフローは昨年もマイナスであった。
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エスリードの利益パフォーマンスに関する我々の見解
これまで明らかにしてきたように、エスリードが昨年の利益をフリー・キャッシュフローで裏付けていないことが少し気になる。 このため、エスリードの法定利益は、その根本的な収益力を示す悪い目安になるかもしれず、投資家に同社に対する過度にポジティブな印象を与えるかもしれないと考えている。 しかし、少なくとも過去3年間のEPSが年率67%の伸びを示したことで、株主はいくらかの慰めを得ることができるだろう。 本稿の目的は、会社の潜在能力を反映する法定収益がどの程度信頼できるかを評価することであったが、他にも考慮すべきことはたくさんある。 この点を踏まえ、同社をさらに分析したいのであれば、そのリスクを知っておくことが肝要だ。 当社の分析では、エスリードに3つの警告サイン(2つは当社にとってあまり良くない!)が出ており、投資前にこれらの悪材料をご覧になることを強くお勧めする。
このノートでは、エスリードの利益の本質に光を当てる一つの要素に注目したに過ぎない。 しかし、些細なことに心を集中させることができれば、発見できることは常にある。 例えば、自己資本利益率が高いことを好景気の表れと考える人は多いし、「お金を追う」のが好きでインサイダーが買っている銘柄を探す人もいる。 そこで、自己資本利益率の高さを 誇る企業の 無料 コレクションや、 インサイダー保有率の高い銘柄リストをご覧いただきたい。
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This article has been translated from its original English version, which you can find here.