株式会社パスコ(東証:9232)の健全な利益数字は、投資家にとってサプライズを含むものではなかった。 しかし、法定利益の数字が全てを物語っているわけではない。
異常項目が利益に与える影響
パスコの業績を正しく理解するためには、19億円の特別損益を考慮する必要がある。 増益になるのは喜ばしいことだが、特別損益が大きく寄与することは、時として我々の意欲を削ぐ。 何千もの上場企業の数字を調べてみると、ある年の異常項目による増益は、翌年には繰り返されないことが多い。 そして結局のところ、それこそが会計用語の意味するところなのだ。 パスコは、2024年3月期までの利益に対して異常項目がかなり大きく寄与している。 その結果、異常項目が法定利益を大幅に押し上げていると推測できる。
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パスコの利益パフォーマンスについての見解
前述したように、パスコの業績は、特別損益の大幅なプラスにより、根本的な収益性を示す指針としては不十分であると考える。 その結果、パスコの基礎的収益力は法定利益よりも低くなっている可能性が高いと考える。 とはいえ、過去3年間で1株当たり利益が45%成長していることは注目に値する。 本稿の目的は、会社のポテンシャルを反映する法定利益がどの程度信頼できるかを評価することであったが、他にも考慮すべきことはたくさんある。 この銘柄をもっと深く知りたいなら、直面しているリスクを考慮することが重要だ。 例えば - Pascoには2つの警告サインがある。
このノートでは、Pascoの利益の本質に光を当てる一つの要因に注目したに過ぎない。 しかし、些細なことに意識を集中させることができるのであれば、発見できることは常にある。 自己資本利益率が高いことを優良企業の証と考える人もいる。 そこで、 高い株主資本利益率を誇る企業の 無料 コレクションや、 インサイダー保有率の高い銘柄のリストをご覧いただきたい。
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