Stock Analysis

総合商社(東証:7850)の堅調な収益は脆弱な基盤の上にある可能性

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TSE:7850

総合商社(東証:7850)の直近の好決算は、株価を大きく動かすには至らなかった。 株主は、法定利益の数字以外にも気になる要素があることに気づいたと思われる。

東証:7850 2025年3月23日の業績と収益の歴史

異常項目が利益に与える影響

総合商社の利益を法定数字以上に理解したい人は、過去12ヵ月間に7400万円相当の特別項目があったことに注目する必要がある。 増益は好ましいが、特別損益が大きく寄与している場合、我々は少し慎重になる傾向がある。 何千もの上場企業の数字を集計したところ、ある年の異常項目による増益は、翌年には繰り返されないことが多いことがわかった。 その名前からして驚くにはあたらない。 もし総合商社がこのような貢献を繰り返さないのであれば、他の条件が同じであれば、今期は減益になると予想される。

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総合商社の利益パフォーマンスについての見解

総合商研の法定業績は、異常項目が利益を押し上げているため、歪んでいると言わざるを得ない。 このため、総合商研の法定利益は基礎収益力よりも優れている可能性がある。 しかし、過去3年間のEPS成長率が非常に高いことは朗報である。 本稿の目的は、会社の潜在能力を反映する法定利益がどの程度信頼できるかを評価することであったが、他にも考慮すべきことはたくさんある。 総合商社をより深く知りたいのであれば、同社が現在どのようなリスクに直面しているのかも調べる必要がある。 Simply Wall Stでは、総合商社の警告サインを1つ発見した。

今日は、総合商社の利益の本質をよりよく理解するために、1つのデータポイントにズームインしました。 しかし、些細なことに意識を集中させることができれば、発見できることは常にある。 たとえば、自己資本利益率が高いことを好景気の表れと考える人は多いし、「お金を追う」のが好きで、インサイダーが買っている銘柄を探す人もいる。 そこで、 高い株主資本利益率を誇る企業の 無料 コレクションや インサイダー保有率の高い銘柄のリストをご覧いただきたい。