Stock Analysis

高島(東証:8007)の印象的な決算は、すべてを物語っていないかもしれない

TSE:8007
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高島屋(東証:8007)の堅調な決算報告は、株価を動かすには至らなかった。 調べてみたところ、詳細にはいくつか気になる要素があった。

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東証:8007 2024年5月21日の業績と収益の歴史

特殊要因による利益への影響

高島の業績を正しく理解するためには、53億円の特別損益を考慮する必要がある。 増益になるのは喜ばしいことだが、特別損益が大きく寄与することは、時として私たちの意欲を削ぐ。 世界中の上場企業の数字を調べてみたが、異常項目が一過性のものであることはよくあることだ。 そして結局のところ、それこそが会計用語の意味するところなのだ。 高島は、2024年3月までの利益に対して、異常項目がかなり大きく寄与している。 他の条件が同じであれば、これは法定利益を基礎的な収益力の目安としては不十分なものにする効果があるだろう。

注:投資家には常にバランスシートの強さをチェックすることをお勧めする。ここをクリックすると、高島のバランスシート分析が表示される。

高島の利益パフォーマンスに関する我々の見解

前述したように、当社は、高島屋の業績が、その根本的な収益力を示すには不十分であると考える。 その結果、高島の基礎的収益力は法定利益を下回る可能性が高い。 しかし、過去3年間のEPS成長率が非常に高いことは朗報である。 結局のところ、同社を正しく理解したければ、上記の要素以外も考慮することが不可欠だ。 このことを念頭に置いて、私たちはリスクを十分に理解しない限り、株式への投資を検討することはないだろう。 高島には2つの警告サインがある。

本日は、高島の利益の本質をよりよく理解するために、一つのデータにズームインしてみた。 しかし、些細なことに意識を集中させることができる人であれば、発見できることは常にある。 例えば、自己資本利益率が高いことを好景気の表れと考える人は多いし、インサイダーが買っている銘柄を探す「フォロー・ザ・マネー」が好きな人もいる。 そこで、 高い株主資本利益率を誇る企業の 無料 コレクションや インサイダー保有率の高い銘柄のリストをご覧いただきたい。

This article has been translated from its original English version, which you can find here.