Stock Analysis
ラサコーポレーション(東証:3023) の配当落ち日が3日後に迫っている。 配当落ち日は、多くの場合、会社の基準日の2営業日前であり、会社が配当金を受け取る権利のある株主を決定する日である。 配当落ち日が重要なのは、配当金を受け取るためには、株式の取引が基準日より前に決済されている必要があるからだ。 つまり、3月28日以降にラサの株式を購入した投資家は、6月26日に支払われる配当金を受け取ることができない。
同社の次回の配当金は1株当たり34円で、過去12ヶ月の配当金は1株当たり68円であった。 過去1年分を計算すると、現在の株価1548.00円に対して、ラサの配当利回りは4.4%となる。 配当金を支払う企業を見るのは好きだが、金の卵を産むことで金のガチョウが死んでしまわないか確認することも重要だ! そのため、配当金の支払いがカバーされているか、利益は伸びているかをチェックする必要がある。
配当金は通常、企業の利益から支払われるため、企業が稼いだ以上の配当金を支払っている場合、通常、その配当金は削減されるリスクが高くなる。 幸い、ラサの配当性向は利益の33%と控えめだ。 二次的なチェックとして、ラサが配当を支払うに十分なフリーキャッシュフローを生み出しているかどうかを評価するのも有効だ。 ラサはフリーキャッシュフローの89%を配当として支払っており、これは通常の範囲内だが、成長がなければ配当引き上げの可能性は制限される。
ラサの配当が利益とキャッシュフローの両方でカバーされていることはポジティブで、これは一般的に配当が持続可能であることを示すものであり、配当性向が低いということは通常、配当が減額されるまでの安全マージンが大きいことを示唆しているからだ。
収益と配当は成長していますか?
持続的な利益成長を生み出す企業の株式は、しばしば最高の配当見通しとなる。 投資家は配当が大好きなので、業績が悪化して配当が減額されると、同時に株が大きく売られることが予想される。 だからこそ、ラサの1株当たり利益が過去5年間で年率8.4%増加しているのを見て安心したのだ。 過去の一株当たり利益の伸びを見ると、ラサは株主のために効果的に価値を高めてきたことがわかる。しかし、現在は利益の半分以上を配当として支払っている。 経営陣が配当性向をさらに引き上げるなら、これは同社の成長見通しが鈍化しているという暗黙のシグナルと受け止めたい。
多くの投資家は、配当金の支払いが時系列でどれだけ変化したかを評価することで、企業の配当実績を評価する。 過去10年間、ラサは年平均約16%増配している。 何年にもわたって利益とともに配当が上昇しているのは喜ばしいことであり、これは同社が株主と成長を分かち合う意向の表れかもしれない。
まとめ
配当の観点から、投資家はラサを買うべきか避けるべきか? 一株当たり利益の伸びは緩やかであり、ラサが利益の半分以下、キャッシュフローの半分以上を配当という形で株主に支払っていることは興味深い。 同社が将来的に収益と配当を拡大できるような成長プロジェクトに再投資しているかどうかは調査する価値があるかもしれないが、今のところ、配当の見通しについてはそれほど楽観視していない。
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