Stock Analysis

安永証券(東証:7271)の低調な決算は、全体像の一部しか明らかにしない可能性

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先週の安永コーポレーション(東証:7271)の決算発表は、投資家を失望させるものであった。 さらに詳しく調べてみると、法定利益以外にも懸念すべき理由がいくつかあるようだ。

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東証:7271 2024年5月22日の業績と収益の歴史

異常項目が利益に与える影響

安永の業績を正しく理解するためには、特殊要因による利益2億500万円を考慮する必要がある。 増益は好ましいが、特別損益が大きく寄与している場合は少し慎重になる傾向がある。 何千もの上場企業の数字を調べてみると、ある年に異常項目が利益を押し上げたとしても、翌年は同じことが繰り返されないことが多い。 そして、このような押し上げが「異常」と表現されることから、それは予想通りである。 2024年3月期の利益に対して、安永の特別損益のプラス幅はかなり大きいことがわかる。 他の条件がすべて同じであれば、これは法定利益を基礎的な収益力に対する不十分なガイドにする効果があると思われる。

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安永の利益パフォーマンスに関する我々の見解

前述したように、安永の特殊要因による大幅な増益はいつまでも続くわけではない。 その結果、安永の基礎的収益力は法定利益よりも低くなっている可能性が高いと思われる。 悲しいことに、同社のEPSは過去12ヶ月で減少している。 結局のところ、同社を正しく理解したいのであれば、上記の要因以外も考慮することが不可欠だ。 このことを念頭に置いて、私たちはリスクを十分に理解しない限り、その銘柄への投資を検討することはないだろう。 安永に対する5つの警告サインを見つけたので、ぜひ知っておいてほしい。

このノートでは、安永の利益の本質を明らかにする一つの要素に注目したに過ぎない。 しかし、些細なことに意識を集中させることができるのであれば、発見できることは常にある。 例えば、自己資本利益率が高いことを好景気の表れと考える人は多いし、インサイダーが買っている銘柄を探す「フォロー・ザ・マネー」が好きな人もいる。 そこで、 高い株主資本利益率を誇る企業の 無料 コレクションや インサイダー保有率の高い銘柄のリストをご覧いただきたい。

This article has been translated from its original English version, which you can find here.