臨床段階のバイオ医薬品企業であるパリセイド・バイオ社は、米国において腸管バリアの完全性を保護する治療薬の開発に注力している。現在、潰瘍性大腸炎やクローン病(CD)などの炎症性腸疾患患者の治療薬として前臨床開発中のプロドラッグPDE4阻害剤PALI-2108が主力治療薬候補であり、CD患者の終末回腸で局所的に生物学的に活性化される経口選択的PDE4阻害剤プロドラッグPALI-1908も研究段階にある。また、Giiant Pharma, Inc.とは化合物の開発・製造・商業化に関する研究提携およびライセンス契約を、カリフォルニア大学Regents of the University of Californiaとはライセンス契約を、Newsoara Biopharma Co Ltd.とは共同開発および販売契約を、Strand Life Sciencesとは潰 瘍性大腸炎治療の精密医療を推進するための変革的戦略的提携を結んでいる。同社はカリフォルニア州カールスバッドを拠点としている。