米国株3選 キャッシュフロー割安で探す注目銘柄

世界各地でインフレ指標や金利政策、エネルギー価格、輸出入のデータが入り混じる中、株価よりも「将来どれだけ現金を生み出せるか」を冷静に評価することが、リターン効率を意識した投資では重要になっています。「キャッシュフローに対して割安かどうか」に注目するUndervalued Stocks Based On Cash Flowsスクリーナーは、SWSのDCF評価に基づき、内在価値より安く取引されている可能性のある銘柄を抽出するツールです。この記事では、このスクリーナーから選んだ注目銘柄3銘柄を取り上げ、その特徴や確認したいポイントを分かりやすく整理します。

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ガイドワイヤー・ソフトウェア(GWRE)

概要: Guidewire Softwareは、損害保険会社向けに保険契約、保険金支払い、請求・入金管理を一括で扱えるクラウド型ソフトウェアプラットフォームを提供し、デジタル化やAI活用を通じて日々の保険業務を効率化する企業です。各種データ分析やリスク評価ツールも備え、保険会社が商品設計や料金設定、顧客管理を一体的に行えるエコシステムを構築しています。

事業: Guidewire Softwareは、ソフトウエア・プログラミング事業から約14億2,084万6,000米ドルの収益を上げており、そのうち約9億1,424万8,000米ドルを米国、残りをカナダ、EMEA、APACなど海外市場から得ています。

時価総額: 約92億6,000万米ドル

Guidewire Softwareは、保険業界のクラウド移行とAI活用の流れを背景に、ARRやクラウド契約の伸びが意識されやすいソフトウエア企業です。Q3 2026では売上3億7,254万米ドル、ARR約19%増、クラウド契約11件など、クラウドプラットフォームへの需要が強い一方で、P/Eが高水準であることや、オンプレからクラウド移行の進捗、為替や各国向け投資による採算への影響といったリスクもあります。ただし、利益率やROEの改善が続く中で、保険会社の基幹システムを長期で支えるポジションにあるGuidewire Softwareに、投資家としてどこまで評価を与えるかは検討に値するテーマと言えます。

クラウド移行とAI活用への期待が高まるGuidewire Softwareのストーリーが、株価指標だけでは語り切れていないと感じるなら、まずはGuidewire Software に対するアナリスト予想で、市場が意識し始めているポイントと見落とされがちなリスクのバランスを確認してみてください。

NYSE:GWRE 収益および売上高の推移(2026年6月時点)
NYSE:GWRE 収益および売上高の推移(2026年6月時点)

ウエスタン・デジタル(WDC)

概要: Western Digitalは、パソコンやデータセンター向けのハードディスクドライブ(HDD)を中心に、外付けドライブやNASなど各種ストレージ製品とソリューションを世界中で提供しているデータストレージ企業です。また、クラウド事業者との連携や量子誤り訂正技術の共同開発を通じて、AIや量子コンピューティング時代の大容量・高信頼ストレージ需要にも対応しようとしています。

事業: Western Digitalの収益は約1,177億7,000万米ドルのほぼ全てをハードディスクドライブ(HDD)事業から得ています。

時価総額: 約2572.1億米ドル

Western Digitalに注目する理由は、AIやクラウド向けストレージ需要の拡大を背景に、ハイキャパシティHDD(ePMRやUltraSMR)で高付加価値ゾーンを狙い、利益率とキャッシュフローの両方を意識したビジネスモデルを構築している点にあります。アナリスト予想ではDCF上の将来キャッシュフロー価値が現在株価を上回っており、売上や利益の成長期待と自己株買い・配当など株主還元の組み合わせも投資家の関心を集めています。一方で、収益の大半を少数のクラウド顧客に依存していることや、HDD技術がSSDなど代替技術との競争にさらされている点は見過ごせないリスクと言えます。こうした強みとリスクのバランスを踏まえて、AIインフラ関連のストレージ企業としてWestern Digitalをどう評価するかが投資判断の核になるでしょう。

AIとクラウド需要を取り込みつつあるWestern Digitalの評価が、本当にリスクとリターンのバランスを反映しているか気になるなら、まずは3つの主なメリットと2つの重要な注意点(うち1つは重大!)を確認して、市場が見落としているかもしれない「もうひとつの物語」を押さえておきたいところです。

WDC 割引キャッシュフロー(2026年6月時点)
WDC 割引キャッシュフロー(2026年6月時点)

AXT(ティッカー:AXTI)

概要: AXTは、インジウムリンやガリウムヒ素、ゲルマニウムなどの化合物および単元素半導体基板を設計、開発、製造・販売し、データセンター向け光通信用途や5G、LiDAR、自動運転、赤外線イメージングなど幅広い先端分野に材料を供給している企業です。米国、中国、欧州を中心に直販と代理店を組み合わせてグローバルに展開し、AIやシリコンフォトニクス関連の高品質基板ニーズを取り込もうとしています。

事業: AXTの収益は、約95.9百万米ドルの全てを「Semiconductor Equipment and Services」事業から得ており、中国を中心に日本や台湾、欧州など世界各地域に販売しています。

時価総額: 約5.88十億米ドル

AXTは、AIデータセンター向けの光接続で需要が高まるインジウムリン基板で存在感があり、バックログは1億米ドル超とされる一方で、中国向け依存度の高さや輸出許可の遅延、低い粗利益率といった課題も抱えています。直近では工場稼働率の改善や赤字幅の縮小が進みつつあり、Indium Phosphideが売上の半分超を占める構成になりつつある点は、AI向け光ネットワーキング需要との結び付きが強い材料といえます。また、成長投資を支えるためのエクイティファイナンスや株式希薄化、株価ボラティリティ、インサイダー売却など、株主側から気になるポイントも多く、AI関連素材としての成長ポテンシャルと財務・規制リスクのどちらをより重視するかが、AXTを検討するうえでの核心になります。

AIデータセンター素材としての伸びと規制・財務リスクがせめぎ合うAXTの評価が気になるなら、まずは2つの重要なリワードと3つの注意すべき警告サイン(うち2つは重大!)から成長ストーリーの裏側にある決定的なポイントを押さえておきたいところです。

NasdaqGS:AXTI の利益および売上高の推移(2026年6月時点)
NasdaqGS:AXTI の利益および売上高の推移(2026年6月時点)

この記事で紹介した銘柄は氷山の一角にすぎず、SWSのUndervalued Stocks Based On Cash Flowsスクリーナーでは、同じようにキャッシュフロー面で魅力がありつつ内在価値を下回って取引されている企業がさらに676社見つかっています。こうした企業群の中から、将来キャッシュフローの伸びや割安度、株主還元方針など、自分が重視したい「物語」ときっかけを軸に有望度の高い候補を絞り込みたいなら、キャッシュフローに基づく割安株スクリーナーを使って条件に合う銘柄を主体的に分析・選別してみてください。

投資の旅路を自分の手で切り開こう

AXTやこれらの企業に少しでも興味を持たれたなら、Simply Wall Stに無料登録して、気になる銘柄をウォッチリストに追加し、株価が理論株価とどう推移しているかや、新たな動きをリアルタイムで追跡しましょう。 売買の判断を下した後は、最も重要で行動につながる情報だけを抽出してくれるポートフォリオ・コマンドセンターで保有銘柄を管理できます。 投資の旅路を通して、当社のコミュニティでは、何千人もの投資家の視点から最良の投資アイデアを絞り込むことができます。 まだ表に出ていない材料やリスクを早期に見つけ出すことで、意思決定のスピードを高め、市場より一歩先を行き続けましょう。

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次のブレイクアウト候補や勢いがつき始めた銘柄は、情報が鮮度高いうちに押さえないとすぐに人目に触れます。今のうちに候補を洗い出して、動けるうちに行動できるように備えておきましょう。act now。

  • 守りを固めつつ攻めたい場合は、財務体質の強さと安定キャッシュフローにこだわって絞り込まれた 財務体質とファンダメンタルズが堅実な銘柄一覧(48件) から、落ち着いて保有を検討できる候補を押さえておきましょう。
  • 成長トレンドにしっかり乗りたい場合は、AIインフラを支える企業群から厳選された AIインフラ関連銘柄49選 をチェックして、関連セクターの「中核候補」を早めに確認しておきましょう。
  • 金価格に視線が集まる局面でチャンスを探す場合は、産地・コスト・生産規模を踏まえて抽出された 厳選された33の一流金鉱株 を起点に、ポートフォリオに組み込みたい候補を検討してみてください。

シンプリー・ウォールセントの記事は一般的なものです。 私たちは、偏りのない方法論を用いて、過去のデータとアナリストの予測のみに基づいた解説を提供しており、 私たちの記事は財務アドバイスを意図したものではありません。 また、お客様の目的や財務状況を考慮するものではありません。弊社は、 ファンダメンタルズ・データに基づく長期的な焦点に絞った分析をお届けすることを目的としています。 弊社の分析は、価格に影響を与える最新の企業発表や定性的な材料を織り込んでいない可能性があることにご留意ください。 Simply Wall Stは、言及されたいかなる銘柄にもポジションを有していません

This article has been translated from its original English version.

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