AI半導体株で今見るべき有力3銘柄とは

AI関連株や半導体株の乱高下が続き、信用取引の追証やレバレッジ取引が巻き込むかたちで、世界の株式市場にボラティリティが広がっています。中国のAIモデル発表をきっかけにした米国チップ株の売りや、韓国市場でのAI半導体株急落、さらにAI企業の社債需要の弱まりなど、センチメントを揺さぶる材料が一気に噴き出しています。この記事では、こうしたニュースに直接さらされている銘柄スクリーナーの中から、現在の状況について相対的に前向きな評価が示されている3銘柄を取り上げ、今の局面で何をチェックすべきかを整理します。

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アプライド・マテリアルズ(AMAT)

概要: アプライド・マテリアルズは、半導体メーカー向けに、エッチングや成膜、研磨、検査、パッケージング装置など、チップ製造プロセスを支える装置とソフトウェア、サービスを提供する世界的大手企業です。また保守サービスや部品供給、工場自動化ソフトなどを通じて、半導体工場の稼働効率と生産性向上も支えています。

事業構成: アプライド・マテリアルズの売上は、半導体製造装置が約20,906百万US$、サービス中心のApplied Global Servicesが約6,836百万US$で構成されており、装置販売が中心でありつつもサービス収入も大きな柱になっています。

時価総額: 約420.5b US$

アプライド・マテリアルズは、AI向け高性能チップに必要な先端製造装置の分野で存在感が大きく、AI関連投資の増減が世界的に議論される中でも、材料工学や先端パッケージングへの強みと、高い利益率、ROEの高さといった質の高い収益性が注目されています。一方で、中国向け需要の調整や、一部大口顧客や特定地域への依存、AI期待が高まる中でのバリュエーションやインサイダー売り、高い外部借入依存といったリスクも無視できません。今のAIブームが信用取引の巻き戻しで揺さぶられているからこそ、この企業の本当の強さと弱点をどこまで織り込むかが、投資判断のカギになります。

AI向け装置需要と中国リスクがせめぎ合う今、Applied Materialsの本質的な強みと懸念を整理したいなら、まずはApplied Materials の分析レポートに目を通して、現在の評価に潜む意外なポイントを押さえておきたいところです

NasdaqGS:AMAT 2026年7月時点の株価収益率(P/Eレシオ)
NasdaqGS:AMAT 2026年7月時点の株価収益率(P/Eレシオ)

ハンミ半導体(KOSE:A042700)

概要: HANMI Semiconductorは、半導体チップをパッケージングしたり基板に実装したりする工程で使われるボンダーやマイクロSAW装置、レーザーマーキング、ピックアンドプレース装置などを開発・製造し、韓国を拠点に世界の半導体メーカーへ供給している装置メーカーです。

事業構成: HANMI Semiconductorの売上は約480,195百万₩のほぼ全てが「Semiconductors」セグメントから生じており、地域別では主にアジア向けに約473,935百万₩を販売しています。

時価総額: 約21.2兆₩

HANMI Semiconductorは、サムスン電子のような大手メモリ・AI向け半導体メーカーと同じ供給網の一角を担う装置メーカーとして、AI関連株の急落と信用取引の巻き戻しが起きる中でも、収益性と成長性の組み合わせが注目されやすい存在です。直近四半期は売上とEPSが前年同期から大きく落ち込んでおり、P/E 119.2倍と割高なバリュエーション、株価の高いボラティリティ、外部借入への依存といったリスクもはっきりしています。それでも、37.1%の利益率や28%のROEといった指標が示すビジネスの質と、AI・メモリ投資の波にどこまで食い込めるのかというポイントは、詳しく数字を追うほど判断が分かれやすいテーマになっています。

成長性と収益性の組み合わせが評価される一方でP/E 119.2倍という水準が気になるなら、いまのHANMI Semiconductorをどう評価するかを整理した 2つの主なリターン要因と1つの重要な警戒サイン に目を通して、意外な強みと見落とされがちな一点を確かめてほしいところです

KOSE:A042700 2026年7月時点の株価収益率(P/Eレシオ)
KOSE:A042700 2026年7月時点の株価収益率(P/Eレシオ)

SCREENホールディングス(TSE:7735)

概要: SCREENホールディングスは、半導体ウェハー洗浄装置やコータ・デベロッパー、検査・計測装置などの半導体製造装置を中心に、ディスプレイやプリント基板向け装置、グラフィックアーツ機器、AIを活用した検索・テキスト解析ソリューションなども手がける装置メーカーです。

事業構成: SCREENホールディングスの売上は、半導体製造装置事業が約485,982百万¥と中核を占めています。グラフィックアーツ機器事業が約57,494百万¥、ディスプレイ製造・コーター事業が約44,755百万¥、プリント基板関連事業が約14,545百万¥、その他が約27,949百万¥で構成されています。

市場別売上: 地域別には中国向けが約232,534百万¥で最大です。次いで台湾が約135,987百万¥、日本が約85,639百万¥、米国が約49,637百万¥、韓国が約39,074百万¥、欧州が約26,055百万¥、その他地域が約36,819百万¥となっています。

時価総額: 約3.21兆¥

SCREENホールディングスは、AI向け半導体の製造に欠かせないウェハー洗浄などの装置を供給しており、最近のAI関連株の調整でボラティリティが高まる一方で、AIサーバーやHBMメモリ向けの引き合いが強いとの説明もあり、需要面での追い風と受注タイミングの不透明さが同時に存在しています。直近では売上・利益が前年から落ち込み、配当も188¥から170¥へ、さらにガイダンスでは115¥への段階的な減額方針が示されています。高いP/E水準と合わせて慎重な見方も出やすい状況です。一方で、WFE市場全体でAI関連投資がけん引役となっている中、24.2%とされる将来の高いROE予測や高品質な利益水準に注目しつつ、中国依存や競争激化、借入依存といったリスクをどう評価するかが、この銘柄に興味を持つ投資家にとっての検討ポイントと言えます。

SCREENホールディングスのAI関連装置需要とガイダンスの減配方針のギャップが気になるなら、いま市場が織り込み切れていない将来像を整理したSCREENホールディングスに関するアナリスト予想が、どこまで現在の株価観を揺さぶるのか確認してほしいところです

TSE:7735 2026年7月時点の株価収益率(P/Eレシオ)
TSE:7735 2026年7月時点の株価収益率(P/Eレシオ)

この記事で触れた大型半導体株はスクリーナー結果のごく一部に過ぎず、実際には同じ条件を満たし、AIや半導体分野でそれぞれにストーリーを持つ銘柄があと34社見つかっています。AIと半導体に特化したスクリーナーである AI・半導体株スクリーナー を使えば、ここで触れたような収益性や財務健全性、需要のカタリストといった条件を自分で組み合わせて、納得度の高い候補だけを絞り込むことができます。

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シンプリー・ウォールセントの記事は一般的なものです。 私たちは、偏りのない方法論を用いて、過去のデータとアナリストの予測のみに基づいた解説を提供しており、 私たちの記事は財務アドバイスを意図したものではありません。 また、お客様の目的や財務状況を考慮するものではありません。弊社は、 ファンダメンタルズ・データに基づく長期的な焦点に絞った分析をお届けすることを目的としています。 弊社の分析は、価格に影響を与える最新の企業発表や定性的な材料を織り込んでいない可能性があることにご留意ください。 Simply Wall Stは、言及されたいかなる銘柄にもポジションを有していません

This article has been translated from its original English version.

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