Stock Analysis

日本郵船(東証:9101)の株主が心配することは、軟調な業績だけではない。

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TSE:9101

先週発表された日本郵船(東証:9101)の冴えない決算は、株価を沈めるには至らなかった。 投資家は決算の根底にある弱点を懸念していると思われる。

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東証:9101 2024年11月20日の業績と収益の歴史

異常項目は利益にどう影響するか?

重要なことは、当社のデータによると、日本郵船の利益は、昨年1年間で490億円の特別項目による押し上げを受けていることである。 増益は好ましいが、異常項目が大きく寄与している場合、我々は少し慎重になる傾向がある。 世界の上場企業の大半を分析したところ、重要な特別項目は繰り返されないことが多い。 そして結局のところ、それこそが会計用語の意味するところなのである。 もし日本郵船がそのような貢献を繰り返さないとすれば、他の条件が同じであれば、今期は減益になると予想される。

そうなると、アナリストが将来の収益性をどう予測しているのか気になるところだ。 幸いなことに、ここをクリックすると、アナリストの予測に基づく将来の収益性を示すインタラクティブなグラフを見ることができる。

日本郵船株式会社の収益性についての見解

日本郵船の法定業績は、大きな特殊項目があるため、継続的な生産性を読み取ることはできないと考える。 従って、日本郵船の真の基礎収益力は法定利益を下回っている可能性がある。 さらに悪いニュースとしては、昨年度の1株当たり利益が減少している。 本稿の目的は、日本郵船のポテンシャルが法定利益にどれだけ反映されているかを評価することであったが、他にも考慮すべきことはたくさんある。 このことを念頭に置き、リスクを十分に理解しない限り、株式投資を検討することはないだろう。 例えば、日本郵船株式会社には2つの警告サイン(1つはちょっと不愉快!)があることがわかった。

このノートでは、日本郵船株式会社の利益の本質に光を当てる一つの要因に注目したに過ぎない。 しかし、些細なことに意識を集中させることができれば、必ずもっと多くの発見があるはずだ。 自己資本利益率が高いことを優良企業の証と考える人もいる。 少し手間がかかるかもしれないが、 自己資本利益率が高い企業を集めた フリー・ コレクションや インサイダー保有が多い銘柄リストが役に立つかもしれない。