先週末、オムロン株式会社(東証:6645)の四半期決算が発表された。株価は先週6.4%安の5,235円だった。 売上高は1,840億円で、アナリスト予想を3.6%下回った。さらに悪いことに、1株当たり48.89円の法定純損失を計上し、アナリストの黒字予想を大幅に下回った。 この結果を受けて、アナリストは業績モデルを更新したが、会社の見通しに強い変化があったと考えるのか、それともいつも通りなのかを知るのは良いことだ。 読者の皆様には、アナリストの最新(法定)決算後の来期予想をご覧いただくと興味深いかと思います。
今回の決算を受けて、オムロンを担当するアナリスト10名は、2025年の売上高を8,430億円と予想している。この予想が達成された場合、売上高は過去12ヵ月比で5.5%増加することになる。 オムロンはまた、1株当たり66.02円の法定利益を計上し、黒字に転じると予想されている。 このレポートに至るまで、アナリストは2025年の売上高を8,493億円、一株当たり利益(EPS)を61.48円と予想していた。 アナリストは、新たな一株当たり利益予想から判断して、この事業により強気になっているようだ。
コンセンサス目標株価は6,073円で据え置かれ、業績見通しの改善が株主価値創造に長期的な影響を与えないことを示唆している。 また、アナリストの予想レンジを見ることで、外れ値の意見が平均値とどの程度異なるかを評価することも有益であろう。 現在、最も強気なアナリストはオムロンを1株当たり7,800円と評価し、最も弱気なアナリストは5,000円と評価している。 このように、アナリストの見解は一致していないものの、予想レンジはそれなりに狭い。
これらの予測をより詳しく知る方法のひとつは、過去の業績や同業他社の業績と比較することだ。 2025年末までの年率7.4%の売上高成長率の予測は、過去5年間の実績成長率(年率4.4%)よりも明らかに速い。 同業他社(アナリストカバレッジ)も年率7.0%の増収を予測している。 オムロンが業界全体と同程度の成長率を見込んでいることは明らかである。
ボトムライン
ここで最も重要なことは、アナリストが一株当たり利益予想を上方修正したことである。 幸いなことに、売上高予想に実質的な変更はなく、業界全体と同程度の成長が見込まれている。 コンセンサス目標株価にも実質的な変更はなく、オムロンの本源的価値は今回の予想で大きな変化はないことを示唆している。
とはいえ、同社の収益の長期的な軌跡は、来年よりもずっと重要である。 オムロンの2027年までの予測は、こちらのプラットフォームで無料でご覧いただけます。
また、オムロンの取締役会、CEOの報酬、在任期間、インサイダーによる株式購入の有無についても、 こちらでご紹介しています。
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