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ブレインズ・テクノロジー(東証:4075)の業績には問題があると考える

TSE:4075
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ブレインズ・テクノロジー(東証:4075)は好調な利益を発表したが、株価は低迷している。 当社の分析によれば、株主は数字の中に気になる点があることに気づいたようだ。

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東証:4075 2024年3月21日の収益と収入の歴史

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財務オタクならすでにご存知のように、キャッシュフローからの発生比率は、企業のフリーキャッシュフロー(FCF)が利益とどの程度一致しているかを評価するための重要な指標である。 発生比率を求めるには、まず、ある期間の利益からFCFを差し引き、その数字をその期間の平均営業資産で割る。 この比率は、企業の利益がFCFをどれだけ上回っているかを示している。

その結果、発生比率がマイナスであれば企業にとってプラスとなり、プラスであればマイナスとなる。 プラスの発生比率を心配すべきという意味ではないが、発生比率がむしろ高い場合は注目に値する。 というのも、いくつかの学術研究では、発生比率が高いと利益が減少したり、利益が伸び悩んだりする傾向があることが示唆されているからだ。

ブレインズ・テクノロジーの2024年1月期の発生主義比率は0.39である。 つまり、利益に見合うだけのフリー・キャッシュ・フローを生み出していないということだ。 一般論として、これは将来の収益性にとって悪い兆候である。 つまり、フリーキャッシュフローは7,100万円であり、1億6,600万円の利益を大きく下回っている。 前期のフリーキャッシュフローがマイナスであったことを考えると、1-12月期 のフリーキャッシュフローが71百万円であったことは正しい方向への一歩といえよう。

注:投資家は常にバランスシートの健全性をチェックすることをお勧めする。ブレインズ・テクノロジーのバランスシート分析はこちら

ブレインズ・テクノロジーの利益パフォーマンスに関する我々の見解

これまで明らかにしてきたように、ブレインズ・テクノロジーが昨年の利益をフリー・キャッシュフローで裏付けていないことを、我々は少し心配している。 このため、ブレインズ・テクノロジーの法定利益は、その根本的な収益力を示す悪い指針になりかねず、投資家に同社に対する過剰な好印象を与える可能性があると考える。 しかし、嬉しいニュースとしては、法定利益以外の数字も見なければならないことは認めつつも、EPSが昨年から非常に高い成長率で伸びており、その数字がまだ改善していることだ。 結局のところ、会社を正しく理解したいのであれば、上記の要素以外も考慮することが不可欠だ。 ブレインズ・テクノロジーをより深く理解したいのであれば、同社が現在どのようなリスクに直面しているのかも調べる必要がある。 その一助として、ブレインズ・テクノロジーの株を買う前に知っておくべき3つの警告サイン(2つはちょっと気になる!)を発見した。

今日は、ブレインズ・テクノロジーの利益の本質をよりよく理解するために、一つのデータポイントにズームインしてみた。 しかし、企業に対する意見を伝える方法は他にもたくさんある。 例えば、自己資本利益率が高いことを良好なビジネス経済性の表れと考える人は多いし、「お金を追う」のが好きで、インサイダーが買っている銘柄を探す人もいる。 そこで、 高い株主資本利益率を誇る企業の 無料 コレクションや インサイダーが買っている銘柄のリストをご覧になるとよいだろう。

This article has been translated from its original English version, which you can find here.