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堅調な業績はエイチーム(東証:3662)のすべてを物語っていないかもしれない

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TSE:3662

先週、株式会社エイチーム(東証:3662)がまずまずの決算を発表した後、株価は急上昇しなかった。 少し調べてみたが、投資家はこの報告書の根本的な要因に不安を感じているのかもしれない。

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東証:3662 収益と収入の歴史 2024年9月13日

異常項目が利益に与える影響

同社の業績を正しく理解するためには、特殊要因による利益501百万円を考慮する必要がある。 一般的に増益は楽観的であることは否定できないが、持続可能な利益であればそれに越したことはない。 世界中の上場企業について調べてみたが、異常項目が一過性のものであることはよくあることだ。 その名前からして、驚くには当たらない。 エイチームの2024年7月期の利益に対して、プラスの特別項目がかなり大きいことがわかる。 その結果、異常項目が法定利益を大幅に押し上げていると推測できる。

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エイチームの利益パフォーマンスに関する当社の見解

上述したように、我々は、重要なプラスの特別項目があるため、エイチームの業績は、その根本的な収益性を示すガイドとしては不十分であると考えている。 このため、エイチームの法定利益は、その根本的な収益力を示す悪い指針であり、投資家に過度にポジティブな印象を与える可能性があると考える。 しかし、嬉しいニュースとしては、法定利益以外の数値も見なければならないことは認めつつも、その数値はまだ改善しており、EPSは昨年から非常に高い成長率で伸びている。 もちろん、同社の業績を分析することに関しては、まだ表面をなぞったに過ぎない。マージン、予想成長率、投資利益率なども考慮することができる。 銘柄を分析する際には、リスクを考慮する必要がある。 どの企業にもリスクはあり、私たちはエイチームの4つの警告サイン(うち1つはちょっと気になる!)を発見したので、ぜひ知っておいてほしい。

このノートでは、Ateamの利益の本質に光を当てる一つの要因に注目したに過ぎない。 しかし、些細なことに心を集中させることができれば、発見できることは常にある。 株主資本利益率(ROE)が高いことが優良企業の証と考える人もいる。 そこで、 高い株主資本利益率を誇る企業の 無料 コレクションや インサイダー保有率の高い銘柄のリストをご覧いただきたい。