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山陽特殊製鋼(東証:5481)の株主にとって、決算上の問題はより大きな問題を示唆するかもしれない

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TSE:5481

山陽特殊製鋼(東証:5481)の最近の決算は、ヘッドラインの数字が冴えなかったにもかかわらず、市場はポジティブに反応した。 我々は、株主が我々の分析で見つかったいくつかの懸念材料を見逃している可能性があると考えている。

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東証:5481 2024年5月7日の業績と収益の歴史

異常項目が利益に与える影響

重要なのは、山陽特殊製鋼の利益が、昨年1年間で904百万円の特殊項目によって押し上げられたというデータである。 一般的に増益は楽観的であることは否定できないが、持続可能な利益であることが望ましい。 世界中の上場企業を調べてみたが、異常項目は一過性のものであることが多い。 その名前からして驚くにはあたらない。 そのような異常項目が今期も出ないと仮定すれば、来期は(事業が成長しない限りは)減益になると予想される。

そうなると、アナリストが将来の収益性についてどのように予測しているのかが気になるところだ。 幸いなことに、ここをクリックすると、アナリストの予測に基づく将来の収益性をインタラクティブなグラフで見ることができる。

山陽特殊製鋼の収益性についての見解

間違いなく、山陽特殊製鋼の法定業績は、利益を押し上げる特殊項目によって歪められている。 したがって、山陽特殊製鋼の真の基礎収益力は法定利益よりも低い可能性がある。 悲しいことに、同社のEPSは過去12ヵ月間減少している。 結局のところ、山陽特殊製鋼を正しく理解したいのであれば、上記の要素以外も考慮することが不可欠だ。 山陽特殊製鋼をより深く理解したいのであれば、同社が現在どのようなリスクに直面しているのかも調べる必要がある。 どんな企業にもリスクはあるが、山陽特殊製鋼には知っておくべき2つの警告サインがある。

今日は、山陽特殊製鋼の利益の本質をより理解するために、一つのデータにズームインしてみた。 しかし、些細なことに意識を集中させることができれば、発見できることは常にある。 自己資本利益率が高いことを優良企業の証と考える人もいる。 そこで、 高い株主資本利益率を誇る企業の 無料 コレクションや インサイダーが買っている銘柄のリストをご覧いただきたい。