Stock Analysis

The Pack Corporation (TSE:3950) の株価がわずか3日で配当落ちに

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TSE:3950

投資家の中には、配当金を頼りに資産を増やしている人もいる。もしあなたがそんな配当金探偵の一人なら、ザ・パック・コーポレーション(東証:3950)の配当落ち日があと3日後に迫っていることを知り、興味をそそられるかもしれない。 通常、配当落ち日は基準日の1営業日前であり、会社が配当金を受け取る資格のある株主を決定する日である。 配当落ち日は、決済に丸2営業日を要するため重要である。そのため、その日を逃すと、基準日に会社の帳簿に記載されないことになる。 言い換えれば、投資家は、3月31日に支払われる配当金を受け取る資格を得るために、12月27日までにパックの株式を購入することができる。

次回の配当金は1株当たり66円で、昨年の118円に次ぐ金額となる。 過去1年分の支払額から計算すると、現在の株価3490.00円に対する利回りは3.4%程度となる。 配当金目当てでこのビジネスを購入するのであれば、パックの配当金が信頼でき、持続可能かどうかを見極める必要がある。 その結果、読者はパックが配当を増やすことができているか、あるいは減配の可能性があるかどうかを常にチェックする必要がある。

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配当は通常、企業収益から支払われるため、企業が収益を上回る配当を行っている場合、その配当は通常、削減されるリスクが高くなる。 パックの配当性向は、税引き後利益のわずか16%と低く保守的だ。 しかし、配当の持続可能性を評価する上で、キャッシュフローは通常、利益よりも重要である。 昨年は、フリー・キャッシュ・フローの4分の3以上(82%)を配当したが、これはかなり高く、事業への再投資を制限し始めている可能性がある。

配当が利益とキャッシュフローの両方でカバーされているのは心強い。これは一般的に、収益が急激に落ち込まない限り、配当が持続可能であることを示唆している。

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東証:3950 歴史的配当12月23日2024

収益と配当は成長しているか?

一株当たりの収益が改善している場合、配当金を増やしやすいからだ。 業績が悪化して減配となれば、企業価値が急落する可能性がある。 その点、パック社の1株当たり利益は過去5年間平均で6.2%増加しており、着実な成長を遂げていることに勇気づけられる。 過去の一株当たり利益の伸びは、パックが株主価値を効果的に高めてきたことを示唆している。しかし、現在は利益の半分以上を配当金として支払っている。 経営陣が配当性向をさらに引き上げるなら、これは同社の成長見通しが鈍化しているという暗黙のシグナルと受け止めたい。

多くの投資家は、配当金の支払額が時間とともにどれだけ変化したかを評価することで、企業の配当パフォーマンスを評価する。 当社のデータを開始した10年前から、パック社は年平均約9.0%の増配を行っている。 業績が伸びている中で増配しているのは心強く、少なくとも株主に報いようという企業の姿勢がうかがえる。

まとめ

パックは配当金目当てで買う価値があるか? 一株当たり利益は安定的に伸びており、パックは昨年、利益の半分以下、フリーキャッシュフローの半分以上を配当金として支払った。 全体として、配当の観点からパックに興奮するのは難しい。

その点、パックがどのようなリスクに直面しているか調べておきたい。 どんな企業にもリスクはあるものだが、パックには知っておくべき警告サインが1つある。

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