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協和レザークロス(東証:3553)の堅調な収益は他の強力な要因に支えられている

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TSE:3553

協和レザークロス株式会社(東証:3553)の最近の決算発表が好調であったにもかかわらず、市場はそれに気づかなかったようだ。 我々は、投資家が利益の数字の根底にあるいくつかの心強い要因を見逃していると考えている。

協和レザークロスの最新分析をご覧ください。

東証:3553 2024年5月21日決算と収益履歴

協和レザークロスの業績を拡大する

財務オタクなら既にご存知だろうが、キャッシュフローからの発生比率は、企業のフリーキャッシュフロー(FCF)と利益の一致度を評価するための重要な指標である。 発生比率は、ある期間の利益からFCFを差し引き、その結果をその期間の企業の平均営業資産で割る。 この比率は、企業の利益のうち、フリー・キャッシュフローに裏付けられていないものがどれだけあるかを示している。

その結果、発生比率がマイナスであれば企業にとってプラスとなり、プラスであればマイナスとなる。 現金以外の利益が一定水準にあることを示す発生主義比率がプラスであることは問題ではないが、発生主義比率が高いことは、紙の利益とキャッシュフローが一致していないことを示すため、間違いなく悪いことである。 というのも、発生主義的な比率が高いと、利益が減少したり、利益が伸び悩んだりする傾向があるという学術的な研究もあるからだ。

協和レザークロスの2024年3月までの12ヵ月間の発生主義比率は-0.10であった。 これは、フリー・キャッシュ・フローが法定利益をかなり上回っていたことを示している。 実際、昨年度のフリーキャッシュフローは43億円で、法定利益の19.6億円を大きく上回っている。 協和レザー クロスのフリーキャッシュフローは前年同期がマイナスであったことを考えると、43億円という前 年同期の実績は正しい方向への一歩といえそうだ。

注:投資家は常にバランスシートの健全性をチェックすることをお勧めする。協和レザークロスのバランスシート分析はこちら

協和レザークロスの利益パフォーマンスに関する我々の見解

前述の通り、協和レザークロスのフリーキャッシュフローは利益に対して申し分ない。 このことから、協和レザークロスの法定利益は潜在的な収益力を過小評価している可能性が高い! その上、1株当たり利益は昨年1年間、非常に目覚しい成長を遂げている。 結局のところ、同社を正しく理解したいのであれば、上記の要素以外も考慮することが不可欠だ。 つまり、この銘柄をより深く知りたいのであれば、同社が直面しているリスクを考慮することが極めて重要なのだ。 例えば、協和レザークロスには2つの警告サイン(1つは重大!)があることが分かった。

このノートでは、協和レザークロスの利益の本質に光を当てる一つの要因に注目したに過ぎない。 しかし、企業に対する意見を伝える方法は他にもたくさんある。 自己資本利益率が高いことを優良企業の証と考える人もいる。 そこで、自己資本利益率の高さを 誇る企業の 無料 コレクションや インサイダー保有率の高い銘柄のリストをご覧いただきたい。